内容説明
東西勢力の境目であった安芸国。安芸国では南北朝から戦国の争乱の中で毛利氏が台頭。安芸国から中国地方全域へと勢力を拡大していく。幾多の激闘が繰り広げられ、安芸だけでも七〇〇を超える城館が築かれた。戦国時代の終焉から約四百年、草木の中に存在し続けた遺構にふれ、悠久の歴史に思いをはせることは山城歩きの楽しみだ。本書では、豊富な写真や略測図、発掘資料なども多数収録、城郭研究者が「地理」「歴史」「構造」などの視点から多角的に解説する。入門者から上級者まで、山城ファン必携の一冊。
目次
第1章 安芸の城館を探る(考古学から見た安芸の城館)
第2章 安芸の城館を歩く(広島城跡;伊勢が坪城跡;高松城跡 ほか)
第3章 明らかにされた安芸の城館(史料から見た安芸国の城・要害;安芸の城館の遺構;安芸の城館出土の陶磁器 ほか)
著者等紹介
小都隆[オズタカシ]
1946年安芸高田市生まれ。日本考古学協会会員、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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