内容説明
古代出雲の玉作り、古代出雲の地域間交流、仏教文化と古代出雲。新たな切り口から見えてくる古代出雲の実像を、最前線で活躍する研究者が講演やパネルディスカッションで語る、古代史講座記録集の第６弾。
目次
第１部 玉が語る 古代出雲の輝き（神話と玉の古代史（基調講演）
古代日本の玉作り（報告（１））
古代王権の祭祀と玉（報告（２））
パネルディスカッション「玉が語る 古代出雲の輝き」）
第２部 古代出雲の地域間交流（『出雲国風土記』と古代出雲の交流；継体・欽明朝のヤマトと出雲；古代出雲の水上交通―日本海地域という視点から読み解く）
第３部 古代出雲の仏教文化（仏教説話からみる古代の地域社会の諸相；出雲の古代寺院―新造院の世界）
感想・レビュー
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イツシノコヲリ
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2019年に行われた講演をもとにした書籍である。出雲では、他の地域と異なり、古墳時代の後期でも玉が造られることを理解した。また継体天皇の古墳とされる今城塚古墳と同じような副葬品が出土したり、石室が似ている古墳があることを知って驚いた。他にも日本海地域の海上地域、仏教説話、出雲の古代寺院など面白い論考があった。「出雲国風土記」が残っていることで研究が進んでいることを実感した。お値段は1100円と新書並みに安い。2022/08/22
