内容説明
8人の「風の人」に大学生が聞いた、島根でも東京でもできるカッコイイはたらき方。
目次
未来を変える人づくり/岩本悠
帰れる場所をつくる/本宮理恵
ジモトをカッコ良くする/三浦大紀
ここは劇場、私は女優/三成由美
僕といれば奇跡に出合える/西藤将人
田舎だとチヤホヤされる/FROGMAN
僕はDr.コトーじゃない/白石吉彦
人を生かし、生かされる/尾野寛明
論考 日本には風の人が必要だ/藤代裕之
学生による座談会「風の人とは何か」
著者等紹介
田中輝美[タナカテルミ]
ローカルジャーナリスト。島根県浜田市生まれ。山陰中央新報社で記者をしながら、地域で働く喜びに目覚める。琉球新報社との合同企画「環りの海―竹島と尖閣」で2013年日本新聞協会賞受賞。有志でブログ「シマブロ!」を運営し、100人規模のイベントを開催。2014年秋、独立。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Luna
14
島根に行ってみたい2018/02/23
Shohei I
5
地域振興でよく出てくる「風の人」「土の人」。その「風の人」にスポットを当て、島根ではたらく8人に大学生がインタビューした内容をまとめた一冊。 地域に外からやってきて、新しい考えをもたらす「風の人」。地域ならではのしきたりやルールに阻まれた経験が書かれていますが、受け入れる側の「土の人」の度量が必要なのだと感じます。地域おこし協力隊が上手くいっていないのも、定住を求められ、その土地に悪い意味で染まっていってしまうからなのでしょう。 風のように軽やかに人材が移動できる地域づくりが必要なのだと気づかされました。2018/09/18
かつべ あかね
3
この間本屋に行った時に見つけたので、買って読みました。 月並みなことしか言えないですけど、私は、この土地に来て素敵な人たちと働けてよかったなぁと、改めて思わせてくれる本でした。2016/05/24
あまみ
2
異分子であり続け、地域に新たな視点をもたらす「風の人」と、地域に根を下ろし、これまでの取り組みを守る「土の人」。地域にはそのどちらもが必要で、私たちはどちらになることだってできる。自分が何の人になれるかは正直まだわからないけれど、変化を楽しんだり流されることも面白がれるような、「風の人」的感覚を磨いていけたらいいな、と思った。2020/08/09
Takayuki Yonekura
2
風の人と土の人とが交じりあうことで、地域の風土は育まれていく。2015/10/15