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内容説明
憎しみも、悲しみも、すべて大地に捨てた。飢え、酷寒、銃口の先での労働、支えはかすかな希望と国を越えた人の優しさだった。
目次
ふるさとは遠くにありて思うもの
バイカル湖は真水
絶体絶命の地
毎朝の獄門台
貴様の顔はナッチョランゼ
ガラス細工
武士は食わねど高揚枝
松の木の甘皮を食べさせてくれた
火事場泥棒的侵略
鋸の目立て職人〔ほか〕
著者等紹介
品川始[シナガワハジメ]
1923年9月19日島根県邑南町(旧瑞穂町)下亀谷生まれ。1943年12月10日浜田連隊へ入隊。中国戦線へ。1945年10月ソ連軍に捕虜として連行されシベリア抑留生活が始まる。凍てつくシベリアの劣悪な抑留生活の中で重労働に従事。1949年9月1日4年間の抑留生活に耐え舞鶴に帰還。その後、故里(旧瑞穂町)で主に農業に従事し今日に至る。その間、神社や寺院の天井絵(紋天井)や絵馬の制作などに取り組む。また故里の風景画など多くの作品を制作する。1990年3月12日海部俊樹総理大臣によりシベリア抑留慰労表彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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