出版社内容情報
渡辺 由佳里[ワタナベ ユカリ]
著・文・その他
内容説明
読んでみたい本が必ず見つかる!洋書を読んでみたくなる!「洋書ファンクラブ」主宰者であり「これを読まずして年は越せないで賞」の発起人でもある渡辺由佳里がジャンル別に厳選!各文学賞の受賞作品リスト付き。
目次
1 古典・モダンクラシック
2 文芸
3 ミステリ
4 SF・ファンタジー・ホラー
5 ラブロマンス
6 ノンフィクション
7 児童書
著者等紹介
渡辺由佳里[ワタナベユカリ]
兵庫県生まれ。京都大学医療技術短期大学部卒、同大学部専攻科修了。助産婦として大学病院に勤務。その後、ロンドン留学、日本語学校のコーディネーター、広告代理店、外資系医療製品製造会社勤務などを経験。2001年『ノーティアーズ』で第7回小説新潮長篇新人賞を受賞。翌年『神たちの誤算』を新潮社から出版。短篇、現代詩、エッセイ、ルポ、翻訳など著作活動は多岐にわたる。2008年末よりブログ「洋書ファンクラブ」で新刊を中心に洋書を日本語で紹介している。1995年よりアメリカに移住し、現在はボストン郊外在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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読書という航海の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Inzaghico (Etsuko Oshita)
12
自分がよく読むジャンルをしっかりと読んだが、新旧バランスよく目配りが効いていて、感嘆した。おまけに、前作で取り上げた作品も再録しているばかりか、各ジャンルの著名な賞の受賞作品一覧も記載されている。リストや紹介を見ると、日本は翻訳大国だな、と思う。ミステリのエドガー賞は1954年から全作邦訳があるのに驚く。また、ラブロマンスのカテゴリーもあなどれない。ラブロマンス・ミニ辞典というセクションで用語を説明しているのも親切だ。ニック・ホーンビーの『ハイ・フィデルティ』もラブロマンスになるのかとちょっと意外だった。2022/10/17
タイコウチ
11
2013年の「洋書ベスト500」に少しアップデートが加わったものかと思ったら、ほぼ全面的に選書から改められていて、この10年ほどの新作も大量に紹介されている(例えば前回のElizabeth Strout「Olive Kitteridge」に代わり、今回は「Olive, Again」が選ばれている)。そんな書き下ろしの500冊に、さらに400冊余りのショートリストもあり、作品の背景を含めて的確でそそる紹介文のうまさは言うまでもなく、読書量に圧倒される。個人的に渡辺さんのブログは洋書選びに必須の羅針盤である。2022/09/30
にゃーごん
7
この膨大な量のまとめは凄い。お疲れ様です、そしてありがとうございます。ジャンル別にまとめられていて、読みやすさレベルやトピックも記載されているので目当ての本を探しやすい。さっそくブラックフライデーのセール狙いの本をいくつかピックアップ。しかし選んだ本のほとんどは邦訳が出ている模様。すごいな〜。2022/11/18
skr-shower
3
膨大!なリストで圧倒される。やはり読むべきは古典なのか。“ATWOOD”が入っているあたり新しいリストアップだなと感じる。和訳でもスラスラ読めない本が多いから、知ってるSFから攻めるか児童書からいくか…2023/02/18
たおみ
1
TOEICの参考書を買いに紀伊国屋書店へ行った時に、たまたま出会った一冊。 自学教材の参考にできるかなと思って読んでみた。 …んだけど、単純に気になる小説が盛りだくさんだった。 趣味用として普通に翻訳本で読みたいものがたくさんで誘惑されまくり。 なので、洋書を選ぶという趣旨からは外れてしまったけど、興味深くはあった。 また参考にしたいときに開いてみたい。 あと、コラム部分に有名な文学賞の説明があって、個人的にはそこが一番「へぇ」と思った部分だった。 ノーベル文学賞とか、ブッカー賞とか。2023/08/16