出版社内容情報
日本語と英語の違いを押さえることが上達への近道!
●5つの鉄則とは?
日本人にとって日本語は以心伝心、「ボクはウナギだ」でも「今夜はウナギだ」でも通じます。日本人が英語をスラスラ話せない原因のひとつが、日本語と英語との違い。逆にその違いをしっかり押さえれば、比較的短時間で伝わる英語をマスターすることができます。長年、翻訳通訳の仕事に携わり、大学で学生に教えてきた著者が提唱する5つの鉄則とは……
【鉄則1】 主語をハッキリさせる
【鉄則2】 文を2つに分けてスッキリさせる
【鉄則3】 結論を先に。説明は後!
【鉄則4】 結論だけ伝え、細かいことは省略!
【鉄則5】 「誰がどうする」 でストレートに表現する
●めざせ!「脱・直訳」
言わなくてもわかることは、あえて言葉に出さないのが日本語。「て」や「の」を使って、どんどん長く文を続けることも可能です。さらに相手への配慮から、つい前置きを長くして結論を先延ばしにしたり、丁寧さを出すために受け身や否定文を多用するのも日本語の特徴です。そうした日本語を英語に直訳しようとすると、すんなりとは行きません。さらに、英語話者からすれば「要領が悪い」「優柔不断」と思われてしまうこともあります。
そんなときに「5つの鉄則」が力を発揮します。鉄則に沿ったトレーニング素材を使い、伝わる英文の作り方を著者が丁寧にアドバイスします。
●全85のトレーニング付き!!
「コンサート、楽しんでくださいね!」
(この文には楽しむ人と願う人、主語がふたつも隠れています)
I hope you enjoy the concert.
「川の向こうの高い建物は、町で唯一の病院です」
There's a tall building across the river.
It's the only hospital in the town.
「フタを閉めずにビンを振らないでください」
(説明書にはこんな日本語をときどき見かけます)
Shut the lid tightly.
Then shake the bottle.
鉄則? 「誰が」や「誰を」をハッキリさせる
パターン1 「誰が」をハッキリさせる
パターン2 「誰の」「誰に」「誰を」をハッキリさせる
パターン3 WeやYouを使ってハッキリさせる
パターン4 Itを使ってハッキリさせる
鉄則? 情報を2つに分けて、スッキリさせる
パターン1 「て」が続く文をスッキリさせる
パターン2 「の」が続く文をスッキリさせる
パターン3 頭でっかちな文をスッキリさせる
鉄則? 結論だけ伝え、説明は後!
パターン1 「結論→詳細」で、ハッキリ言う!
パターン2 「結論→理由」で、ハッキリ言う!
パターン3 「結論→補足」で、ハッキリ言う!
鉄則? 結論だけ伝え、枝葉はカット!
パターン1 軽いニュアンスをカットする!
パターン2 前置きの言葉をカットする!
パターン3 丁寧過ぎる表現をカットする!
鉄則? 「誰がどうする」で言い換える
パターン1 動詞で言い換える!
パターン2 モノを主語にして言い換える!
パターン3 肯定形で言い換える!
パターン4 能動態で言い換える!
光藤 京子[ミツフジ キョウコ]
著・文・その他
内容説明
英語は日本語よりもストレートで直球型!?なぜ日本人の英語は通じないのか?「脱・直訳」の答えがここにある!85トレーニング付き。
目次
鉄則1 「誰が」や「誰を」をハッキリさせる(「誰が」をハッキリさせる;「誰の」「誰に」「誰を」をハッキリさせる ほか)
鉄則2 情報を2つに分けて、スッキリさせる(「て」が続く文をスッキリさせる;「の」が続く文をスッキリさせる ほか)
鉄則3 結論だけ伝え、説明は後!(「結論→詳細」で、ハッキリ言う!;「結論→理由」で、ハッキリ言う! ほか)
鉄則4 結論だけ伝え、枝葉はカット!(軽いニュアンスをカットする!;前置きの言葉をカットする! ほか)
鉄則5 「誰がどうする」で言い換える(動詞で言い換える!;モノを主語にして言い換える! ほか)
著者等紹介
光藤京子[ミツフジキョウコ]
英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家、コンサルタント(TAS&コンサルティング)。会議通訳、大学講師、翻訳ビジネス経営など、英語を使う仕事に長年携わる。それらの経験をもとに学習書や記事を多数執筆。元東京外国語大学特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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