出版社内容情報
現在、子どもたちの心と行動のあり方に高い関心が寄せられ、とくに勉強への取り組み方、人との関係の持ち方、自分の心との向き合い方に多くの問題点が指摘されている。発達の過程にある子どもたちの心と行動に対応するには、大人の問題に対するそれとは異なるアプローチが求められている。前半で子どもの心と行動の問題を理解する際に不可欠な基本的概念を解説、次に行動・問題を測定する臨床アセスメントについて論じ、後半では不登校、いじめ、校内暴力、非行、ADHDなど、個々の問題の特徴及び対応の仕方を考察している。
１．児童の臨床心理とは
２．児童の発達と環境
３．行動の理解とアプローチ
４．児童援助とカウンセリング
５．臨床アセスメントⅠ-発達と能力の測定
６．臨床アセスメントⅡ-行動とパーソナリティ
７．スクールカウンセリング
８．子どもの問題行動Ⅰ-人間関係の問題を中心に
９．臨床アセスメントⅡ-神経症の問題を中心に
１０．不登校
１１．いじめ
１２．校内暴力・学級崩壊
１３．非行
１４．知的障害・情緒障害など
１５．ＬＤ（学習障害）・ＡＤＨＤ（注意欠陥多動障害）・高機能自閉症
