出版社内容情報
自然の恵み アイヌのごはん
自然の恵みを生かした料理の数々を楽しむアイヌ料理初のレシピ集です。
自然の中で作られてきたレシピを美しいカラー写真を用いて約80品目を紹介。 食材図鑑は、山菜、栽培作物、魚・シカなどの野生動物についての豆知識や伝統的なアイヌの食事を解説します。珍しい食材や、アイヌの方々の食の思い出なども掲載。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chatnoir
20
生のキトピロ(行者ニンニク)の利用率が高いけど、ハードルが高いなぁ!匂いが凄いしねぇ。基本は塩味だったのかな。三平汁系の汁物で、魚に野草、肉に野草の汁物とおかゆっぽいご飯で食事のワンセットらしい。イモにたらこならぬ、イモにいくら(ちょっとつぶす)のオカズが美味しそう。料理の写真に写る、器やマキリの装飾がとても美しいです。昔、愛する人から頂いたものかもと思うとロマンティックでもある。2019/12/18
ジャズクラ本
7
ししゃもの語源はアイヌ語のスサム2019/07/16
ひつじ
4
ゴールデンカムイで注目が集まったであろう、アイヌのご飯。アシリパさんや杉元がハフハフするシーンを読んでは、何とか作れないだろうか...と思ったことは多い。そんな中で手に取ったレシピ本。北海道で大学の先生をされている方が監修されています。あくまでもアイヌのご飯レシピとなっており、代替の材料についての案内はほぼありません。1発目からしか肉(横隔膜など)が必要、行者ニンニクですらいざとなると入手困難...と難易度は高め。ただ図鑑や解説などは分量は多くはありませんが勉強になります。ヒンナヒンナ。おススメです。2022/11/03
さな
1
放送大学の面接授業の予習として、参考書指定されていたので読んだ、というかパラパラめくった。料理本なので、材料も作り方もきちんと書いてあり、なかにはえぞしかやたぬき、アカゲラなど「どうやって手に入れろと…?」と言いたくなるけどたぶんそのツッコミを入れるのも楽しい本。この本のいいのはレシピ・食材やそのきれいなカラー写真の数々だけでなく、アイヌの食事の概念について巻末で監修者の考えが紹介されてる点。料理を作る気はなくてもこの巻末だけでも価値はある。2024/09/22