出版社内容情報
宇宙創造から人類の誕生までを物語る壮大な『ティマイオス』は、プラトンの著作中、もっとも広く長く読み継がれてきた。西洋思想史におけるその影響は甚大であり、現代でもなお西田幾多郎、ホワイトヘッド、ヴェイユからクリステヴァ、デリダに至るまで刺激を与え続けている。その続編の『クリティアス』はアトランティス伝説で有名な未完の書。古代ギリシアの叡智が語る壮大な自然哲学、久々の新邦訳。
プラトン[プラトン]
著・文・その他
岸見 一郎[キシミ イチロウ]
翻訳
内容説明
宇宙の創造とアトランティス伝説。古代ギリシアの叡智が語る、壮大な自然哲学。
目次
ティマイオス(ソクラテスによる理想国家論の要約;三人の語り手、ティマイオス、クリティアス、ヘルモクラテスへのソクラテスの要請;クリティアスによるソロンのエジプト訪問とアトランティス物語の要約;クリティアス、このあと誰がどんな話をする予定かを告げる;ティマイオス、宇宙の起源について語り始める ほか)
クリティアス(ティマイオスからクリティアスへ。死すべき人間について描写することの困難;ヘルモクラテスの励まし;アテナイの創生;古アテナイの国土;古アテナイのアクロポリス ほか)
著者等紹介
プラトン[プラトン]
前427年、アテナイで生まれた。はじめは政治家を志していたが、師ソクラテスの刑死に衝撃を受け、『ソクラテスの弁明』『クリトン』を執筆。以後、『プロタゴラス』『ゴルギアス』『メノン』などソクラテスを主な登場人物とする多くの対話篇を著す。前386年頃、アテナイ郊外のアカデメイアに自らの学園を創設。後進の指導に当たりながら『国家』『パイドロス』『テアイテトス』などを執筆。前367年、シケリア島に招かれたのを機に同地の政変に巻き込まれ、収拾案を提言した、プラトンの真作とされる『第七書簡』が伝えられている
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。奈良女子大学文学部(古代ギリシア語)、京都教育大学教育学部(哲学)、甲南大学文学部(西洋哲学史)、近代姫路大学看護学部(生命倫理)非常勤講師を経て、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)、明治東洋医学院専門学校教育養成科(教育心理学)、鍼灸学科(臨床心理学)非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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