山でヒグマに遭わない・死なない観察力―その「痕跡」を見落とすな

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山でヒグマに遭わない・死なない観察力―その「痕跡」を見落とすな

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  • サイズ B5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784864477635
  • NDC分類 489.57
  • Cコード C2075

出版社内容情報

北海道の森林深層部での豊富な踏査経験をもつ著者が、多数の写真を活用し、本来のヒグマの「素顔」と生態、そして地域の「ヒトとクマの日常」にまで迫ります。

圧巻は「ヒグマのうんち」と「ウンチク」をかけたユニークな巻頭章。ヒグマのうんちには、さまざまな「情報」が詰まっており、それを読み取ることでヒグマの生態がわかるとともに、ヒグマとの不測の事態=ばったり遭遇を避けられるといいます。

このほか、さまざまなヒグマのフシギな行動や生態、ヒグマを避けるためのヒント、身近にヒグマがいる人たちの日常、北海道行政のヒグマ対策についてなど、多角的な視点で構成された内容から「北海道のヒグマの現在」も見えてきます。

フィールドワークではヒグマとの遭遇はつきものという著者が、「ニュースで報道されるヒグマの情報しか知る術のない人たち」に、「ヒグマは本来どんな動物なのか」を伝えたい思いを込めました。ヒグマの生態や行動、食性などを学び、ヒグマ遭遇のリスクを下げるための一冊です。



稗田一俊/北海道で長年サケやイトウなど川魚の撮影をするかたわら、ヒグマなど動植物の撮影も手がけ現在に至る。所属:流域の自然を考えるネットワーク。『サケのふしぎにせまる』(旺文社)、『北海道の淡水魚』(北海道新聞社)等、著書多数。



長谷智恵子/クマゲラ研究家。1988年から環境省生物多様性保全計画のクマゲラ分布調査担当者と共に、離島を含め北海道中の山を踏査してきた。所属:流域の自然を考えるネットワーク。


【目次】

まえがき 2



1章 ヒグマのうんちク

 春

 ザゼンソウ糞 8

 ミズバショウ糞 14

 フキ糞1 22

 フキ糞2 26

 夏

 マツボックリ糞 34

 アリ糞 36

 ニンジン糞 42

 ニホンザリガニ糞 46

 秋

 サルナシ(コクワ)糞 50

 マタタビ・ミヤママタタビ糞 54

 ヤマブドウ糞 58

 ドングリ64

 オニグルミ糞 68

 ナナカマド糞 72

 マイタケ糞 74

 サケ糞 76

 糞くらべ ヒグマのフキ糞とエゾタヌキのため糞 84

 その他の糞いろいろ① 林道に散らかしたうんち 92

 その他の糞いろいろ② ヒグマほか動物の糞と昆虫たち



2章 ヒグマのさまざまな痕跡と行動

 ヨブスマソウの食痕と足跡 100

 エゾニュウの食痕と足跡 108

 森林破壊とヒグマがクロスズメバチの巣を掘った痕跡 110

 シカを襲うヒグマ 114

 ヒグマの爪痕とシカの角こすり痕 120

 作業道・土手の爪痕 124

 ヒグマの寝床 126

 クマ棚 128

 ヒグマの冬眠穴 134

 ヒグマの頭骨 140

 花の付き具合を下見するヒグマ 144

 ヒグマの石はぐり 146

 木の上で眠るヒグマ 158

 エピソード① ニンジンを食べる親子 160

 ヒグマが看板を倒す・看板の痕跡 162

 ヒグマの棲む山野に入る 166

 ヒグマの撮影と観察 168

 ヒグマの教育。愛情豊かな母グマの背中を見て子グマは育つ 170

 母グマ直伝、カラフトマスの捕まえ方 172



3章 ヒグマを避ける・ヒグマの威嚇・出会ってしまったら

 ヒグマに出会ったら 176

 ヒグマの足跡を見落とすな! 182

 ヒグマの毛を見落とすな! 186

 エピソード② 初めて遭遇したヒグマ-大きい? 小さい?- 190

 エピソード③ ガイド中にヒグマが…… 192

 エピソード④ ヒグマの爪音 194

 エピソード⑤ ヒグマの止め足 196

 エピソード⑥ ヒグマのおどし 200

 エピソード⑦ 車の中にいたシロにヒグマが…… 206

内容説明

ヒグマの痕跡は、さまざまな情報を私たちに教えてくれる。それらの情報を読み取り、どうするかが、あなたの生死を分けることになるかもしれない。

目次

1章 ヒグマのうんちク(春;夏 ほか)
2章 ヒグマのさまざまな痕跡と行動(ヨブスマソウの食痕と足跡;エゾニュウの食痕と足跡 ほか)
3章 ヒグマを避ける・ヒグマの威嚇・出会ってしまったら(ヒグマに出会ったら;ヒグマの足跡を見落とすな! ほか)
4章 北海道民とヒグマ(アスファルトの足跡;ヒグマは民家のごく近くに棲んでいる ほか)
5章 ヒグマをめぐるさまざまな現状(北海道のヒグマ対策について;私のヒグマ対策遍歴 ほか)

著者等紹介

稗田一俊[ヒエダカズトシ]
カメラマン(所属:流域の自然を考えるネットワーク)。福岡県生まれ。水中撮影専門の会社を経てフリーランスカメラマンとなる。1975年に東京都の多摩川でヤマメの自然産卵の撮影に成功し、その後、北海道に移住。サケやイトウなど川魚の撮影をするかたわら、ヒグマなど動植物の撮影も手がけて現在に至る

長谷智恵子[ハセチエコ]
クマゲラ研究家(所属:流域の自然を考えるネットワーク)。1988年から環境省生物多様性保全計画のクマゲラ分布調査担当者とともに、これまで離島を含め北海道中の山を踏査してきた。2006年には稗田一俊氏が18年ぶりに大雪山系で再発見したミユビゲラを大学生たちと追跡調査し、生息状況を論文で発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roatsu

8
喧しいクマ問題に関して一石を投じる優れた観察記と提言だと思う。北海道のカメラマンとクマゲラ研究家の共著で、共に自然への謙虚さと愛情深い方々なのでその眼差しで羆の存在を理性的に捉えている。彼らの領域にお邪魔する人間が不幸な遭遇を避けるため弁えるべき羆のフィールドサインや生態を鮮やかな写真と読みやすい文章で紹介し、後半では羆の生態や習性を知り尽くす者として北海道の羆行政が実態から乖離した効力を欠く内容と化している問題点を突く。信頼性の低い個体数調査名目で行われる体毛採取のヘアトラップは餌を吊るして羆を誘引する2025/10/30

Go Extreme

1
https://lh3.googleusercontent.com/gg-dl/ABS2GSnMN2d-1_VLeEp-Vzx6o1942YJItuL8gepA4ayyI__fieS9zA42SvjZTJU2feAeYqauCEEEGNaqJ5o6O1cHFKZx_8-LigmRJyg2ACtmz9td_-DJTDebvINUqWJcM8RWIk6oYHTop0_VlSft5K7TVQ6ANcWhH7poRPI31b3TUeJTmvDF=s1024-rj 2025/11/29

Kb54081271Kb

1
クマ被害に揺れる日本、熊との共存を図るコツはお互い相手の生活領域を犯さないよう早めに相手に気づくこと、気づかせること。1章からクマの糞の見分け方という生々しいところからスタート。上手く学習してくれたヒグマは敵ではなく、むしろ身近に置いておきたい?2025/11/16

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