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弥生・古墳時代論叢

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  • サイズ B5判/ページ数 551p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784864451086
  • Cコード C3021

出版社内容情報

佐賀県域の弥生?古墳時代への移行期を中心とする地域史の視点から試みられた考察が、今後のこの時代・分野の研究を発展へと導く。1982年から2017年までの35年間に著された28篇の論文を収録。佐賀県域の弥生?古墳時代への移行期を中心とする地域史の視点から試みられた考察が、今後のこの時代・分野研究を発展へと導いていく。


第I章 弥生土器の編年的研究
1 佐賀平野における弥生後期の土器編年
2 桜馬場「宝器内蔵甕棺」の相対年代
3 西日本における弥生土器諸様式の併行関係
第II章 古式土師器の編年的研究
1 北部九州出土の畿内系二重口縁壺―その編年と系譜をめぐって―
2 古墳時代初頭前後の土器編年―佐賀平野の場合―
3 古墳時代初頭前後の土器様相―佐賀・唐津平野の場合―
4 唐津市久里双水古墳出土古式土師器の位置づけ
5 東脊振村夕ヶ里遺跡SK354土壙出土の古式土師器
第III章 弥生・古墳移行期の社会変革
1 古墳時代初頭前後の佐賀平野―集落の変貌とその画期―
2 3世紀の北部九州―佐賀平野・志波屋遺跡群を中心に―
3 卑弥呼の墓―弥生墳丘墓と古墳―
4 九州における弥生・古墳移行期の墓制
第IV章 古墳時代石製品の研究
1 石釧研究序説
2 腕輪形石製品
3 腕輪形石製品研究の歩みと課題
4 石造品―その型式学的研究史―
第V章 須恵器・陶質土器と円筒埴輪の研究
1 佐賀平野の初期須恵器・陶質土器
2 佐賀県出土古式須恵器の産地推定
3 小城郡三日月町杉町採集の古式須恵器
4 佐賀県における円筒埴輪編年の予察
第VI章 横穴式石室導入期の研究
1 竪穴系横口式石室考
2 竪穴系横口式石室の型式分類について
第VII章 筑肥における古墳時代首長墓の研究
1 筑紫平野古墳時代研究抄史
2 森貞次郎「筑後風土記逸文に見える筑紫君磐井の墳墓」の理解をめぐって
3 浜玉町谷口古墳の遺物出土状況について
4 佐賀平野の首長墓系譜とその画期
5 佐賀平野の首長墓と豪族
6 肥前における古墳時代首長墓の編年
あとがき
主要著作目録

蒲原宏行[カモハラヒロユキ]
著・文・その他

目次

第1章 弥生土器の編年的研究
第2章 古式土師器の編年的研究
第3章 弥生・古墳移行期の社会変革
第4章 古墳時代石製品の研究
第5章 須恵器・陶質土器と円筒埴輪の研究
第6章 横穴式石室導入期の研究
第7章 筑肥における古墳時代首長墓の研究

著者等紹介

蒲原宏行[カモハラヒロユキ]
1955年長崎県長崎市生まれ。1974年久留米大学附設高校卒業。1978年筑波大学第一学群人文学類考古学主専攻卒業。1980年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科を文学修士号取得退学(日本考古学専攻)。佐賀県教育委員会文化課に奉職、佐賀平野を中心に県内の遺跡発掘調査などに従事。1988年佐賀県立博物館・美術館学芸課に学芸員として異動。以後、主に県内の博物館で数々の展覧会の開催等に関わる。1993年佐賀県立博物館学芸課資料係長。2003年佐賀県立名護屋城博物館学芸課企画普及係長。2005年佐賀県立名護屋城博物館学芸課主幹。2006年佐賀県立博物館・美術館学芸課主幹。2008年佐賀県教育委員会社会教育・文化財課主幹。2009年佐賀県教育委員会社会教育・文化財課副課長。2010年佐賀県立佐賀城本丸歴史館企画学芸課長。2012年佐賀県立博物館・美術館学芸課長。2013年佐賀県立名護屋城博物館副館長。2016年定年退職。佐賀県立博物館・美術館学芸課シニア・アドバイザリー・フェロー(非常勤)。2017年佐賀県立名護屋城博物館館長(非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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