- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
出版社内容情報
迷宮として有名なクノッソス遺跡を中心に、出土遺構・遺物などからエーゲ文明の実像、また発掘者エヴァンズの人物像にも迫る。 紀元前3,200から1,100年ごろにかけ、エーゲ海域の島々や大陸では交易とオリーブやブドウ、小麦などの栽培により青銅器文化が栄えた。人々はオリエントの地とも交流し、海洋民ならではの文明をキクラデス諸島、クレタ島、ギリシア本土で開花させた。考古学者のハインリヒ・シュリーマンはミケーネ、アーサー・エヴァンズはクノッソスの遺跡発掘で実証した。
紺碧のエーゲ海が育んだ文明の遺産は、時空を超えて見る人をひきつけてやまない。本書は、その案内記といえよう。
プロローグ
第一章 クレタの春
母なるエーゲ海
彩られた容器
第二章 神宿る洞穴
ゼウスの誕生と幼児期
イーダ山の洞穴
プシクロの洞穴
アルカロコリの洞穴
スコティノの洞穴
第三章 エーゲ文明
一文明をはぐくむ海
1 新石器時代 ――農耕の始まり――
2 初期青銅器時代 ――青銅の登場――
3 中期・後期青銅器時代 ――神殿の建設――
4 青銅器時代の終焉 ――ドーリア人の侵入――
二各地域の文明
A キクラデス諸島
B クレタ島
建 築
壁 画
C ギリシア本土
第四章 クノッソス遺跡とは
一ミノア文明を支えた交易
二隆盛期のクノッソス遺跡
西 翼
東 翼
第五章 クノッソス遺跡の発掘
父から受けたもの
バルカン諸国への旅
ラグーザを追われる
シュリーマンを訪ねる
クノッソス遺跡の発掘
第六章 クレタ島の風情
中世の街イラクリオン
クノッソスまでの道
父と遺跡を歩く
父への贈り物
夢での語り
ダイダロスとイカロス
父との別れ
著書『ミノア文字』の出版
第七章 クノッソス遺跡の復元
エヴァンズの宮殿像
シュリーマンの大きな夢
エピローグ
関俊彦[セキトシヒコ]
目次
第1章 クレタの春
第2章 神宿る洞穴
第3章 エーゲ文明
第4章 クノッソス遺跡とは
第5章 クノッソス遺跡の発掘
第6章 クレタ島の風情
第7章 クノッソス遺跡の復元