Archaeology Square
エーゲ文明―クレタ島紀行

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  • サイズ A5判/ページ数 412p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864450843
  • NDC分類 209.3
  • Cコード C0039

出版社内容情報

迷宮として有名なクノッソス遺跡を中心に、出土遺構・遺物などからエーゲ文明の実像、また発掘者エヴァンズの人物像にも迫る。 紀元前3,200から1,100年ごろにかけ、エーゲ海域の島々や大陸では交易とオリーブやブドウ、小麦などの栽培により青銅器文化が栄えた。人々はオリエントの地とも交流し、海洋民ならではの文明をキクラデス諸島、クレタ島、ギリシア本土で開花させた。考古学者のハインリヒ・シュリーマンはミケーネ、アーサー・エヴァンズはクノッソスの遺跡発掘で実証した。
 紺碧のエーゲ海が育んだ文明の遺産は、時空を超えて見る人をひきつけてやまない。本書は、その案内記といえよう。

プロローグ

第一章 クレタの春
 母なるエーゲ海
 彩られた容器

第二章 神宿る洞穴
 ゼウスの誕生と幼児期
 イーダ山の洞穴
 プシクロの洞穴
 アルカロコリの洞穴
 スコティノの洞穴

第三章 エーゲ文明
 一文明をはぐくむ海
  1 新石器時代 ――農耕の始まり――
  2 初期青銅器時代 ――青銅の登場――
  3 中期・後期青銅器時代 ――神殿の建設――
  4 青銅器時代の終焉 ――ドーリア人の侵入――
 二各地域の文明
  A キクラデス諸島
  B クレタ島
    建 築
    壁 画
  C ギリシア本土

第四章 クノッソス遺跡とは
 一ミノア文明を支えた交易
 二隆盛期のクノッソス遺跡
  西 翼
  東 翼

第五章 クノッソス遺跡の発掘
 父から受けたもの
 バルカン諸国への旅
 ラグーザを追われる
 シュリーマンを訪ねる
 クノッソス遺跡の発掘

第六章 クレタ島の風情
 中世の街イラクリオン
 クノッソスまでの道
 父と遺跡を歩く
 父への贈り物
 夢での語り
 ダイダロスとイカロス
 父との別れ
 著書『ミノア文字』の出版

第七章 クノッソス遺跡の復元
 エヴァンズの宮殿像
 シュリーマンの大きな夢

エピローグ

関俊彦[セキトシヒコ]

目次

第1章 クレタの春
第2章 神宿る洞穴
第3章 エーゲ文明
第4章 クノッソス遺跡とは
第5章 クノッソス遺跡の発掘
第6章 クレタ島の風情
第7章 クノッソス遺跡の復元