LNG―50年の軌跡とその未来

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864431323
  • NDC分類 575.46
  • Cコード C0034

内容説明

日本が液化天然ガス(LNG)を導入して50年。天然ガスは今や、発電の4割を担い、ビルを冷房し、工場の熱需要を支え、再生可能エネルギーのベストパートナーになった。天然ガス/LNGを通して、エネルギーと環境の未来を展望する。

目次

序章 エネルギーの未来を語るときの前提条件―LNG導入50年の節目にあたって
第1章 日本のエネルギーの現状―3・11を機に重要度増したLNG
第2章 LNGは地球規模の巨大ビジネス―日本の貢献とコモディティー化への道
第3章 経営者の決断 社運を賭けた熱量変更―世界を驚かせた日本のLNG導入
第4章 天然ガスの活躍の場を広げた技術―生活を豊かに、街を快適に、産業を強く
第5章 再生可能エネルギーを誰が支えるか―21世紀前半は天然ガス黄金時代が続く
第6章 脱炭素型バリューチェーンの構築―21世紀後半の脱炭素社会を支えるために

著者等紹介

今井伸[イマイシン]
ジャーナリスト。1948年群馬県生まれ。73年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業して毎日新聞社入社。東京本社経済部、エコノミスト編集部に所属し、経済の第一線を取材。99年エコノミスト編集長、2003年毎日新聞論説委員(経済担当)。04年同社を早期退職し、天然ガス・都市ガスの専門紙ガスエネルギー新聞に移る。編集長(04~17年)を経て、現在は特別編集委員。千葉商科大学政策情報学部非常勤講師(2004~09年「産業論」)

橘川武郎[キッカワタケオ]
東京理科大学大学院経営学研究科教授。1951年和歌山県生まれ。75年東京大学経済学部卒業、83年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、青山学院大学経営学部専任講師。87年同大学助教授、この間ハーバード大学ビジネススクール客員研究員。93年東京大学社会科学研究所助教授、96年東京大学教授、経済学博士(東京大学)。07年一橋大学大学院商学研究科教授。15年より現職。総合資源エネルギー調査会委員。前経営史学会会長(2013~16年在任)

石井彰[イシイアキラ]
エネルギー・アナリスト。1950年東京都生まれ。上智大学卒業後、日本経済新聞記者を経て、76年石油公団(現独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構=JOGMEC)に入社し、資源開発に携わる。89年から石油・天然ガスを中心にエネルギーの国際動向調査・分析に従事。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、パリ事務所長、JOGMEC上席研究員、早稲田大学非常勤講師などを歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奈良 楓

8
【〇】・ 業界知識が必要なため読みました。もう少し専門寄りに振り切っても良かったのでは?と思います。 ・ 熱量変更に紙面に割きすぎでは、と思った。業界人としては思い入れがあるのかと思うのですが。 ・ LNGも化石燃料であるため、いくらクリーンであるとはいえ限界がくる、というところはさすが業界にどっぷり身を置く方の見方。2019/11/28

ゼロ投資大学

2
天然ガスを冷却することで生成されるエネルギーをLNGと呼ぶ。石油石炭の地球環境に与える影響を考えて、環境負荷が低くコストも安いLNGは世界中で需要を拡大してきた。2022/11/04

M.T.

2
LNG火力発電の勉強のために手に取る。LNG(天然ガス)が他のエネルギー、石炭・石油・太陽光・風力等と比較されながら、歴史的観点で、また発電のための燃料だけでなく、一次エネルギーとして幅広い視点で、その可能性が語られている。 再生可能エネルギーは面積当たりのエネルギー量が少なく、産業革命前は再エネへの依存が環境破壊を引き起こし、化石燃料への転換がそれを緩和した、という環境史は興味深い。今後の再エネ拡大にあたっては留意すべき歴史的事実。2020/01/05

takao

1
LNGは再生可能エネルギーのベストパートナー。2021/11/01

mrasd212

1
LNGを切り口に、日本のエネルギー状況、温暖化抑制の技術的論点等分かりやすくまとめてある。東京ガスによる熱量変更のくだりは、やや冗長か2020/01/25

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