内容説明
半導体、液晶パネルに続き、世界をリードしてきた2次電池の凋落が始まった。これを食い止める唯一の解とは?電池が握るEVの未来、日本の未来。
目次
第1章 「足りない」時代の到来(世界人口の4割を占める中国とインド;人口増加による歪みが世界を襲う ほか)
第2章 救世主としての2次電池(ハイブリッド車の効果は限定的;意外にも簡単に作れる電気自動車 ほか)
第3章 電池大国ニッポンの栄光(液晶パネルが歩んだ転落の歴史;日本生まれのLiイオン2次電池 ほか)
第4章 台頭するアジア勢の実力(躍進する韓国メーカー;圧倒的な投資戦略 ほか)
第5章 逆襲のシナリオ(スケールメリットのデメリット;同じ轍を踏まないために ほか)
著者等紹介
逢坂哲彌[オオサカテツヤ]
早稲田大学理工学術院教授、早稲田大学ナノ理工学研究機構機構長。1945年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程を修了。1975年に早稲田大学理工学部助手に就任。その後、専任講師、助教授を経て、1986年に教授に就任し現在に至る。研究専門分野は、応用物理化学、電気化学、電子材料、表面処理など。学外の活動として、電気化学会会長、日本磁気学会会長等を歴任。現在、米国電気化学会(ECS)において副会長を務める
森康郎[モリヤスロウ]
早稲田大学ナノ理工学研究機構研究戦略統括監、早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構客員上級研究員。1950年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科を卒業。さらに早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程を修了している。早稲田大学理工学部応用科学科の助手を務めた後、参議院/衆議院議員秘書や企業コンサルタント会社の代表取締役、医療法人グループの最高顧問などを歴任。専門分野は、エネルギー政策や産業政策、日韓比較政治、韓国現代政治、アジア地域研究と幅広い
内海和明[ウツミカズアキ]
早稲田大学ナノ理工学研究機構研究院客員教授。1946年生まれ。1971年に早稲田大学大学院理工学研究科無機化学専攻を修了した後、日本電気中央研究所に入社。NEC機能材料研究所長、NECラミリオンエナジー代表取締役社長、オートモーティブエナジーサプライエグゼクティブエキスパートなどを歴任後、2012年4月から現職。専門分野は、Liイオン2次電池や蓄電デバイス、半導体デバイス実装技術などの材料科学
山下勝己[ヤマシタカツミ]
ジャーナリスト。1966年生まれ。1991年に山梨大学大学院電気工学専攻を修了した後、日経BP社に入社。電子技術雑誌『日経エレクトロニクス』の編集に従事。2000年にリード・ビジネス・インフォメーションに入社し、電子技術雑誌『EDN Japan』の創刊に携わる。2004年にE2パブリッシング株式会社の設立に参加、2005年に編集長として、電子技術雑誌『EE Times Japan』を創刊
仲森智博[ナカモリトモヒロ]
日経BPコンサルティングチーフストラテジスト。1959年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業後、沖電気工業基盤技術研究所にて結晶成長法などの研究に従事。1989年日経BP社入社、『日経エレクトロニクス』副編集長、『日経メカニカル(現日経ものづくり)』編集長、『オートモーティブ・テクノロジー』編集長、『日経ビズテック』編集長などを経て2010年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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