目次
１章 イタリアと古代の遺産
２章 演劇性と強烈さ
３章 神話、詩、自然
４章 一貫した表現の本質
エピローグ 栄光への回帰
著者等紹介
トリッピ，ピーター［トリッピ，ピーター］
ニューヨーク大学と、ロンドン大学コートールド美術研究所で学び、現在は、アメリカが唯一、１９世紀ヨーロッパのアカデミー系美術家を専門とする機関であるニューヨークのダヘシュ美術館館長。館長就任前はブルックリン美術館に在職していた。それ以前に、バルティモア美術館の国際的な巡回展「グランド・デザイン展：ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館」の図録にエッセイを書いている。トリッピは“Ｏｘｆｏｒｄ Ｄｉｃｔｉｏｎａｒｙ ｏｆ ＮａｔｉｏｎａｌＢｉｏｇｒａｐｈｙ”のＪ・Ｗ・ウォーターハウスの項目の執筆者で、目下イギリス美術史家協会の機関誌理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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風花
9
以前、その絵が来日した際に出会ってから虜になった、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの画集。ずっと恋焦がれて探し続けていた画集で、これを見つけた時には即買いしてしまった。ウォーターハウスの描く絵は本当に繊細で詩的で美しく、女性の表情・手や指の動き・身につけている衣服など、どれを見てもため息がこぼれてしまう。そんなウォーターハウスの、250ページにも及ぶ画集はまさに圧巻。中でも一番のお気に入りは、同じ英国の詩人 キーツの作品を描いた『つれなき美女』。この絵のためにこの画集を買ったと言っても過言ではない2016/09/10
おっくん
6
こんなにも美しい絵を描いているのに、資料が少ない。と、書かれていたが、この厚さ。読み切らない内に図書館の返却期限切れ。ラファエル前派の画家として紹介される事が多いが、モリスやバーン・ジョーンズとは20年程の年齢差があると。初期のアカデミーな作風から変化していく過程も面白い。再読したい。2015/04/06
