内容説明
安全配慮義務から職場環境改善まで管理監督者の責務をくわしく解説。休職規定や職場復帰支援など事業所の体制づくりに役立つ情報を満載。企業価値を高める職員の“健康づくり”に取り組むためのヒントを教示。
目次
第1章 日本における心の健康問題と介護福祉事業の現状(日本のメンタルヘルス事情;介護福祉分野の現場はより深刻な状況)
第2章 労務管理の課題と法律から組織対策を学ぶ(新しくなった精神障害による労災認定基準;安全配慮義務には心身の健康まで含まれる ほか)
第3章 メンタルヘルス対策に取り組むポイント(「健康経営」の考え方;ストレスの基礎知識)
第4章 メンタルヘルスの理解とケア(メンタルヘルスとは;ストレス対処への第一歩―自己理解 ほか)
第5章 組織で取り組むメンタルヘルス対策(基本的な考え方をより明確に理解するために;職場のメンタルヘルスの現状を整理する ほか)
著者等紹介
大塚博巳[オオツカヒロミ]
アイエムエフ株式会社CEO。損害保険会社の医療・介護分野専門担当部署にて、リスクマネジメントをはじめ介護事業の経営支援等に参加。介護現場での活動を経て、アイエムエフ株式会社研究センターを設立。現在、米国の高齢者ケアの現場のリサーチから日本の介護現場に合わせたメンタルヘルス対策を紹介する講座開設や人材育成などのコンサルテーション活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ちあき120809
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ストレスとは何かという所謂"そもそも論"から行政の指針まで分かりやすく説明されている。欲を言えば、もう一歩踏み込んだ具体例の紹介が欲しい。例えば"相互サポート体制のある職場"の構築が必要なら、そのための取組例まで記して欲しい。メンタルヘルス対策は"これをすれば良い、そうでなければ悪いというものではない"ということは理解できるが、抽象的な"あるべき論"だけでは行政の姿勢と何ら変わりない。民間のコンサルタントとして、過去のアドバイス例等を出し惜しみせず紹介してもらえれば、もう少し中身の濃いものとなったと思う。2017/01/01
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