内容説明
ウィグル族は長寿なのにカザフ族はなぜ短命なのか?魚をたっぷり食べる民族は長生きするのに、世界有数の漁場を誇るニューファンドランドの人びとがそうではないのは?塩分を摂らないマサイ族は高血圧が皆無、バター茶を飲むチベット人は短命で突然死が多い。世界中を駆け巡り、食事と健康の相関関係を調査・研究してきた冒険病理学者が明らかにする、生涯現役で元気に生きるための食べ方の秘訣とは…。
目次
はじめに 世界の長寿地域には共通点がある
序章 日本はなぜ世界一の長寿国になったのか
第1章 海の幸は心筋梗塞を防ぐ
第2章 大豆食がもたらす奇跡
第3章 野菜を食べている地域ほど長寿者が多い
第4章 乳製品は脳卒中、骨折など病気を遠ざける
第5章 動物性脂肪の摂り過ぎは動脈硬化を招く
第6章 過剰な塩分は寿命を縮める
第7章 家森家の長寿献立
おわりに 二十一世紀の長寿を願って
付 簡単に作れる長寿食レシピ
著者等紹介
家森幸男[ヤモリユキオ]
1937年京都府生まれ。京都大学医学大学院修了。京都大学医学部助教授、島根医科大学教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在は京都大学名誉教授。金城学院大学生活環境学部教授、武庫川女子大学客員教授、WHO(世界保健機構)循環器疾患予防国際共同研究センター長、兵庫県健康財団会長などを併任。脳卒中ラットの開発者として世界的に名を知られている。健康長寿の秘密を探り、21世紀における理想の食事を求めて世界25カ国、60地域の学術研究に取り組んでいる。その研究のなかから、カスピ海ヨーグルトの効能に着目、日本に持ち帰り、広く普及させたことで知られている
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