目次
1章 「泪を集めて」(汽笛;母の乳房;火の路地―大阪大空襲三月十三日;中蓋の飯―女子挺身隊員と兵士;独りぼっちの戦死者 ほか)
2章 「残照」(夢;妹よ!;飯のひと粒;神様の隠れん坊;精神の溝 ほか)
3章 「七色の林」(新雪;街角の春;千光寺の桜;情炎の京人形;御仕立人お京 ほか)
著者等紹介
大原祥[オオハラカツト]
1926年広島県豊田郡沼田西村に生まれる(現在・三原市沼田西町)。1941年石川啄木に憧れて短歌を始める。1944年三菱三原車輌青年学校卒業。1945年無線通信兵として入隊するが、終戦のため復員。1947年三菱三原車輌従業員組合青年部書記長となる。1949年国際新聞広島支局尾道駐在員記者となる。1951年大阪に出て昭和パイプに入社し、組合を結成し組合長となる。小野十三郎と出会い中之島文学サークルの講演を依頼する。1957年大原塗装店を設立、翌年家具卸業二本桐を設立。1967年広島県府中市に帰郷し、栄進家具工芸を設立し現在に至る。広島県詩人協会会員、中四国詩人会会員。詩誌「火皿」「衣」同人。「モデラート」「コールサック(石炭袋)」に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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