出版社内容情報
「あの歌手にこの名曲あり」のサブタイトル通り、美空ひばりから山口百恵まで百人の歌手とその代表曲の歌詞入り!エピソード満載!
塩澤実信[シオザワミノブ]
昭和5年、長野県生まれ。双葉社取締役編集局長を経て、東京大学新聞研究所講師などを歴任。日本ペンクラブ会員。元レコード大賞審査員。
内容説明
元レコード大賞審査員の著者が語る名曲誕生のドラマとエピソード!
目次
青江三奈と『伊勢佐木町ブルース』
青木光一と『柿の木坂の家』
梓みちよと『こんにちは赤ちゃん』
渥美二郎と『夢追い酒』
淡谷のり子と『別れのブルース』
井沢八郎と『あゝ上野駅』
石川さゆりと『津軽海峡・冬景色』
石原裕次郎と『北の旅人』
五木ひろしと『よこはま・たそがれ』
伊藤久男と『あざみの歌』〔ほか〕
著者等紹介
塩澤実信[シオザワミノブ]
昭和5年、長野県生まれ。双葉社取締役編集局長を経て、東京大学新聞研究所講師等を歴任。日本ペンクラブ名誉会員。元日本レコード大賞審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nonpono
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「100人の歌手とその代表曲100曲」を解説した大著である。歌に歴史あり、人に歴史あり。歌手の人生を、支えた作詞家、作曲家、師匠、ふるさと、世情、様々な角度から分析している。「歌手は一代でミリオンセラーを三、四曲も出せば鼻高々であろう」と。印象的なのは藤圭子の章で「圭子の夢は夜ひらく」を聴いた五木寛之の「彼女はこのレコード一枚を残しただけで、たとえ今後どんなふうに生きていこうと、もうそれで自分の人生を十分に生きたのだ、という気がする」という言葉。その後の藤圭子の人生を見据えているようにしか見えなかった。2023/07/04