目次
第1章 『書き出し』モデルノロジオ…極私的『名「書き出し」』選(山野浩一『X電車で行こう』(新書館)
福島正美『未踏の時代』(早川書房) ほか)
第2章 「前書き・後書き」考現学(受験参考書で英文学を少しだけ―原仙作『英文標準問題精講』(旺文社)
エコとは何か―鈴木孝夫『人にはどれだけの物が必要か』(飛鳥新社) ほか)
第3章 本の内と外(歴史の人物から学ぶ愉しみ…谷沢永一・渡部昇一『歴史が教える人間通の急所』(潮出版)
本選びのベストガイド…向井敏著『本のなかの本』(毎日新聞社) ほか)
第4章 「本」とその周辺(二十世紀の大発見!石器への執念が生み出した結末…相沢忠洋『「岩宿」の発見』と藤村新一の「ゴッドハンド」;雑誌の「本」に関する特集号を読む…『朝日ジャーナル』や『ブルータス』のことなど ほか)
著者等紹介
植沢淳一郎[ウエザワジュンイチロウ]
本名、米山哲雄。山梨県生まれ。中央大学で社会学、法律学を、慶応大学で英文学を学ぶ。コピーライター、雑誌エディターを経て、公立学校教員として勤務。総合教育センターでは研究員として教育相談・臨床心理学を専攻、平成27年3月公立学校長を退職。現在「古書探偵倶楽部」を主宰、倶楽部マガジン「いりゅーじょん」を発行。上級心理カウンセラー、日本英語教育史学会会員、書皮友好協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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田中峰和
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読書といっても様々。メジャーな小説に限らず多様な切り口で本好きを楽しませてくれる一冊。まずは、著者が気に入った書物の書き出しを紹介し、それを好きなように評する気楽な試み。続いては書籍につきものの前書きと後書き。書店で立ち読みのときはこれで済ます人も多い。これだけ読めば感想文も書ける便利もの。それにしてもこの手の本、個人の趣味に走りすぎているし、お気楽すぎる。本の周辺の紹介で面白いのはコンビニブック。雑誌コーナーに並ぶワンコイン程度の本である。超常現象や予言、占いなど肩の力抜きすぎの本が人気だそうだ。2015/10/13
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