内容説明
昭和20年8月終戦―はるかフィリピン・モンテンルパの刑務所に収容された死刑囚を含むBC級戦犯たち100余名。彼らの命を救ったのは「気骨の歌姫」渡辺はま子のたった一曲の歌だった。全員、無事日本に帰国するまでの苦難を描く感動の物語!!
目次
歌しかない
チリ紙文学
望郷の歌
渡辺はま子
海軍予備学生
つぐないの旅
比島戦犯留守家族会
さよならは言いません
歌に救われた命
白山丸で帰る
巣鴨プリズン
箱根の夜
著者等紹介
新井恵美子[アライエミコ]
昭和14年、平凡出版(現マガジンハウス)創立者岩堀喜之助の長女として東京に生まれ、疎開先の小田原で育つ。学習院大学文学部を結婚のため中退。日本ペンクラブ会員。日本文芸家協会会員。平成8年「モンテンルパの夜明け」で潮賞ノンフィクション部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。