目次
青空古本まつり、臨川書店で割り込む
土門拳→吉田一穂→蟹江敬三
上林暁まとめ買い、古本道の腕あげる
ブックオフで三十二冊、その勢いで岡山・万歩書店へ
和田誠の詩を発見
オークションで『風の系譜』、『南窗集』入手
古本の買いすぎで…
泣き笑い日記、東京進出か!
『古本泣き笑い日記』の完成、小野松二『十年』入手
四天王寺べんてんさんで中公文庫を探す
『関西赤貧古本道』の発売、すぐに買い支える私
やっと見つけた坂口安吾『爐邊夜話集』に落書きが…
「Lマガジン」にコラム「天声善語」を連載
「mixi」に古本日記を書いてみる
著者等紹介
山本善行[ヤマモトヨシユキ]
1956年、大阪生まれ。関西大学文学部卒業。古書店「古書善行堂」店主。書物雑誌「SUMUS」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
20
京都百万遍の知恩寺で毎年秋に開催される「青空古本まつり」。開催一か月前になると、いつも頭の片隅のほうに古本まつりの影があって、そわそわして、落ち着かない・・・探している本を安い値段で見つけて喜んだり、迷った挙句、買わなかった本を想いだし後悔したり、オークションで思わぬ掘り出し物を見つけたりetc仲間との交流など、古本にどっぷりつかった日々を書いた日記。2016/09/06
波多野七月
8
毎年、秋に京都地恩寺で行われるという青空古本まつり。そこで次から次へと古本を漁る著者の描写が延々と続く。ほんの数ページで、いっぺんに著者のファンになってしまった。やがて日々の生活の記録へと移るものの、見事なまでに古本・古本・古本。いくら本が好きだとはいえ、ちょっと毎日古本屋に訪れすぎじゃないだろうか。まったくもって、羨ましいことこの上ない。はっきり言って、登場する作家も作品もまるで読んだ事はない。けれど、著者の「本が好き」という思いにはひどく共感してしまう。本が好きな人に、是非手に取ってほしい一冊。2013/10/17
私的古本レヴュウ
6
買ったばかりの古本を眺めながら、コーヒーを飲んでジャズを聴く。僕も大阪に住んでいるのでこの日記のルートのマネしようと思えばできる。ただ日曜日だけかな。自分なりの仕事終わりのルートなど考えればいいのかも。本著ではテレビに出たことやその他執筆のことも記録されていてとても興味深い。最初から最後まで買った本のリストが続くのが凄い。山本さんは購買欲の方が読書欲より勝っていると書いているけど、意外と読書欲もすごいように思う。2018/04/25
amenohinooto
4
読み進めるのがもったな~い><そんな感じで、じっくり読みました。古本初心者の私には知らない作家さんが多く、読んでみたいと思う本を沢山発見!善行さんの古本の買い方が面白くて、何度も笑ってしまった。きっと、この本は、何度も読み返してしまうんだろうなぁ。出てくる本と作家さんの一覧表を作ってみよっかな^^2013/01/14
おいしいな
2
とにかく本の探求者の喜怒哀楽が感じられて面白かったです。 2013/08/23