感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ〜ちゃん
24
★★★★★ 最終決戦は終わったかのように思えたのですが、そうじゃなかった。 妖芽(アヤメ)の皇子と覚醒した金隷は、ホシミノコトに誘導されていない自分の本質と向き合う。 ここに来てやっと、成重の母である重雪さまの本当の心が見えてきます。 真似できない、人として母親としての重雪さまの人生の何と重いことか・・・も~感動です!2014/12/01
キキハル
16
重い展開になりました。重雪さまの過去と彼女の生き方が描かれています。サノメの謎も解けました。まさか、そういうことだったのかと言葉を飲み込みました。けれども彼女が最後に流した涙の意味は、我が子を想う母の心だと思う。母よりも一族の長として惨い輪廻を断ち切ろうと。こんな世界なら滅べばいいと願ったのでしょうか。哀しい巡りあわせです。でもラカンの言うとおり「自分の運命は自分で決めていい」のだから。そう信じて、皇子もまた自ら決めた戦いに挑んでいくのです。さあ、次はいよいよクライマックス? ああ早く読みたい!2011/12/26
キキ?2
10
再読。重雪さま•••( ; ; ) あんな人から生まれて育てられたのに三重ちゃんが本当に良い子なのがずっと不思議だったんだけど、納得。母は強し、ですね。それでも成重さんや三重ちゃんが辛かった事実は変わらないのがまた辛いね(>_<)2014/12/05
ムック
9
サノメの秘密、そして重雪の秘密が明らかに。うーん、悲しいなあ…。成重の涙、彼女が流す涙が切ない。ラスト、いよいよ最終決戦といった所かな。関係ないけど「俺の皇子」という台詞にかなりグッときた。2012/05/17
月華
7
前回までのお話をほとんど覚えていないので、また読み返したくなりました。今回は重雪の巻でした。子どもたちへの愛情と自分の望みの為の精神力には凄まじいものを感じました。2011/12/22