出版社内容情報
○参加作品1点、1点を詳しく紹介
広島の8大学を中心にして始まった広島平和卒業設計展。「建築が平和のひとつの空間表現である」という意味から「広島平和祈念卒業設計賞」が設けられています。今回は設計展前に3.11の震災があり自粛も議論されましたが、当設計展が災害にも通じる平和祈念という意味をもつことから、2011年3月19日~21日に、現存する被爆建物である旧日本銀行広島支店で開催されました。
参加校は、広島8大学に加えて今年は招待校として5大学・高専・専門学校が加わり13学校。本設計展の作品集となる本商品では、最優秀賞や各審査員賞を含む13作品は4ページで、予選通過以外の出展作品72作品も、1~2ページで紹介。学生たちが4年間の集大成として力を注いだ作品を詳しく紹介しています。
○伊東豊雄氏や小嶋一浩氏など、有名建築家が審査員を務める
今年の広島平和卒業設計展には、仙台メディアテークを設計した建築家の伊東豊雄氏や、横浜国立大学教授で建築家の小嶋一浩氏、建築構造家の池田昌弘氏が審査員を務めました。本作品集には、審査員の総評を掲載していますが、その中では、受賞作品や設計展の感想だけでなく、震災後の建築家の役割についても言及しています。学生をはじめとした、建築の道を志す若い人たちには、今後の指針としておすすめです。
【目次】
巻頭文 / 広島平和祈念卒業設計賞 作品展および審査会データ / 審査員コメント(伊東 豊雄/小嶋 一浩/池田 昌弘) / 予選通過作品(最優秀賞/優秀賞3作品/池田昌弘賞/伊東豊雄賞/
小嶋一浩賞/その他の予選通過作品) / 参加作品(広島大学10作品/広島工業大学8作品/近畿大学11作品/福山大学8作品/山口大学5作品/広島女学院大学4作品/安田女子大学4作品/広島国際大学4作品/穴吹デザイン専門学校(招待校)4作品/岡山理科大学(招待校)3作品/呉工業高等専門学校(招待校)3作品/高知工科大学(招待校)5作品/米子工業高等専門学校(招待校)3作品) / 参加者一覧
目次
予選通過作品(最優秀賞・西浦勇毅(広島大学)「監獄医療都市」
優秀賞・野津宏明(近畿大学工学部)「国連都市」
優秀賞・右近美成子(広島女学院大学)「ここで暮らすということ」
優秀賞・乙倉慎司(山口大学)「漁火たゆたう―水際に舫う交流の風景」
池田昌弘賞・延廣美由紀(近畿大学工学部)「手をつなぐ21コの桟橋 淡い光の空間」 ほか)
参加作品(広島大学;広島工業大学;近畿大学;福山大学;山口大学 ほか)
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