内容説明
「ただ生きる」ことは、こんなにも難しい。だから、私たちは一緒に生きるのだと思う。「強く生きなくてもいい、生きてさえいればいい」元ヤングケアラー当事者が語る、24年間のケア生活の真実。
目次
第1章 日常が日常でなくなった日
第2章 不安と恐怖、消えてしまいたい気持ち
第3章 夢か母か いのちの灯を守るために
第4章 長くて暗いトンネルの中で
第5章 「一緒に生きてくれて、ありがとう」
第6章 「わたし自身」が生きていくために
第7章 人生の再構築と昔の自分救済活動
第8章 わたしたちはどう生きたいのか
著者等紹介
高岡里衣[タカオカリエ]
京都府生まれ。同志社大学文学部国文学科卒。9歳の頃に母が難病を発症し、以後24年間にわたって家庭内で中心的にケアを担った。ケア責任と自身のキャリア形成の両立に悩んだ経験をもとに、元ヤングケアラー当事者として講演や執筆活動を始める。京都・大阪・東京など各地の行政機関や民間団体のヤングケアラー支援活動に携わり、こども家庭庁の出前講座でも講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トト
1
10歳頃に母親が重い病気になり、他の病気も併発しながら入退院を繰り返し、亡くなるまでの24年間、傍に付き添いケアをしてきた女性が、自分の経験を丁寧に振り返り文書化したもの。彼女の人生は一言で言うなら「しんどい」が、他とは違うが家族の日常があり、幸せも思い出もある。母親が苦しい闘病生活をきちんと全うし、家族の誰も潰れなかったのは奇跡かもしれない。この話は特別な話ではなく、いつ誰に訪れるか分からない今の日本の実情であり、社会も人も他人事とせず、互助できる環境がまず必要。当事者の思いを知れる良い本です。2026/01/16




