出版社内容情報
包括的性教育は0歳児から実施できます。日常おむつを変える時の声かけであったり、沐浴の仕方であったり、自分のからだに興味をもたせたり、快・不快の実感であったり、0歳児にも意思表明があるのだと理解して接することでもあります。
この本は、保育士たちの5年間の勉強と実践の積み重ねの記録であり、保育をするうえで包括的性教育がどうして大事なのかがわかる貴重な手引きです。
【目次】
はじめに
第1章 性教育をはじめる
性教育をはじめたきっかけ
まずは職員の学習から
園内研究グループの立ち上げ
理論的な学習の柱として
*用語解説
保護者へ、地域へ、全国へ発信
まとめとして
第2章 年齢別の実践例と解説
0歳児
実践1 性器の洗い方を助産師さんに学ぶ
実践2 オムツ替え時の子どもへの声かけ
実践3 自分のからだに興味をもつ
実践4 0歳児の意思表明を汲み取る
解説 0歳児の性教育
0歳児の発達段階の特徴
1歳児
実践1 自分で自分のからだにふれる
実践2 一人ひとりを大切にした保育
実践3 子どもの理解を大切にする
解説 1歳児の性教育
1歳児の発達段階の特徴
2歳児
実践1 子どものプライバシーを守る
実践2 排尿の仕方を自分で決める
実践3 「同意と境界」を考える
実践4 排泄感覚を育む
解説 2歳児の性教育
3歳児の発達段階の特徴
3歳児
実践1 排泄の仕方を学ぶ
実践2 多様性に出あう
実践3 思いを言葉で伝えあう
解説 3歳児の性教育
3歳児の発達段階の特徴
4歳児
実践1 性器について知る
実践2 性器さわり
実践3 からだのパーツを知る
実践4 自分の成長を意識する
解説 4歳児の性教育
4歳児の発達段階の特徴
5歳児
実践1 おしり洗いから自分のからだを知る
実践2 性別にとらわれない選択を
実践3 人間の誕生~わたしのはじまり
実践4 家族の多様性
解説 5歳児の性教育
5歳児の発達段階の特徴
その他の取り組み
職員の取り組み
人権が大切にされる環境設定
日常の中で包括的に学ぶ性教育
地域と共に取り組む性教育実践
第3章 あおぞら谷津保育園って
どんな保育園?
あおぞら谷津保育園
1 平和の取り組み
2 地域の中で育つ子どもたち
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- 和書
- 労働法の世界 (第9版)