出版社内容情報
久留島 武彦[クルシマ タケヒコ]
著・文・その他
遠山 繁年[トオヤマ シゲトシ]
イラスト
内容説明
ふくろうは、森の動物たちに夢を売るのが仕事です。ねむっている子どもたちからぬけだし、空に上ってきた夢を、すばやくつかまえては、そっと運んで帰るのです…。
著者等紹介
久留島武彦[クルシマタケヒコ]
1874年(明治7年)0歳6月19日、大分県玖珠郡森町(現・玖珠町)に久留島通寛(十代森藩主通明の弟)と恵喜の長男として誕生。1960年(昭和35年)86歳4月29日、横浜市老松小学校で催された女性教員大会で最後の講演。6月27日、内臓ガンで死去
遠山繁年[トオヤマシゲトシ]
1953年長野県生まれ。パリ国立美術学校でリトグラフを研究し、油絵、水彩、版画で創作活動を続けている。『永訣の朝』(偕成社)で第44回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐ
7
読み聞かせ(3歳1ヶ月)フクロウの絵本が読みたいという子のリクエストでチョイス。フクロウが子ども達の夢を集めてお客さんに売っている。天ぷら屋さんがネズミを揚げていたり、蝶々と遊んでいたら毛虫に乗っていたりとシュールなファンタジー。喉を詰まらせた子の絵がなかなか怖い2023/09/11
猿田彦
3
明治から昭和に活躍した、日本のアンデルセンと呼ばれた久留島武彦さんのお話です。「うつろのゆめや」のふくろうは、子どもたちから抜け出し空に登ってきたゆめを、破れないようにそっとお店に持ち帰ります。そして、動物の症状により、捕まえた夢を処方します。ぴったりの夢を見つけて、それを見れば、たちどころに安心して、ぐっすり寝ることができます。優しいお話です。くるしま童話名作選の一冊なので他も読んで見たくなりました。(教科書紹介本📚️)2024/05/23
SNOOPY
2
辛いときに、いい夢を見れたらいいですね。2024/06/17