- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
あらゆる差別や偏見、暴力を拝し、生命や人権の尊厳を織り込んだ珠玉の七編。
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年11月3日、大阪府生まれ。大阪大学付属医学専門部卒。1947年に『新宝島』を発表し、映画の手法をとりいれたストーリー漫画として注目される。その後、数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、漫画を魅力的な芸術にした。1961年、手塚治虫プロダクション動画部(のち虫プロ)を設立。日本初の長編テレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。漫画とアニメーションすべての作品は、手塚の永遠のテーマである「生命の尊さ」で貫かれている。『手塚治虫漫画全集』(講談社)は全400巻に及ぶ。1989年2月9日に60年の生涯を閉じた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんぽぽ
19
アトムを毎週楽しみにしていた、リボンの騎士やジャングル大帝を夢中で見た、まさにアトムの子供世代だと思っています。 男だから、白人だから、金持ちだから、身分が、国籍が…なにかと理由をつけ、誰かを見下して、自分を優位におこうとする…昭和の時代に手塚さんが訴えたことが、今もリアルに繰り返されている。 共生する社会…という言葉が重い。2022/04/13
喪中の雨巫女。
13
《私-図書館》手塚先生の漫画は、今起きている問題を予想したかのような話ばかり。良質な作品ばかり。それぞれの作品に解説が、作品に沿ったものでした。甲乙つけがたく、どれも素晴らしかった。2022/03/17
ムーミン2号
8
「アトム今昔物語」や「ブラック・ジャック」「ライオンブックス」などから全7編が編まれており、各作品にエッセイが加えられている。作品とエッセイとの相乗効果で、手塚作品の深奥に迫る読みができるところが今回のアンソロジーのいいところだ。今、社会で話題・問題になっていることを、手塚さんは半世紀も前からマンガで描いていることがよくわかるが、そうやって(つまりマンガによって)それを知る・考えることができるのは有難いこととも思う。いずれのエッセイも読み応えがあるが、とりわけ田中優子さんのものは特に刺激に富んでいる。2022/02/19
kansaijin_tala
0
神戸市立図書館より。2024/06/30