内容説明
「子どもの権利条約」の礎となったコルチャックの生涯と思想形成を、子どもの権利草創期に活躍した人々を踏まえて探求した唯一の書。
目次
第1部 コルチャックとはだれか(コルチャックの生涯と業績;「最後の行進」伝説の虚像と実像)
第2部 国際的な子どもの権利史の幕開け(1924年ジュネーブ宣言の成立と子どもの権利―E.ジェブと子どもの権利宣言;ロシア革命とヴェンツェリの子どもの権利宣言)
第3部 コルチャックの子どもの権利思想と実践(“子ども=すでに人間”思想の誕生と発展;子どもの権利思想と実践―探究のプロセス;コルチャックと現代―コルチャックを読む)
著者等紹介
塚本智宏[ツカモトチヒロ]
1955年生。北海道大学大学院教育学研究科博士課程修了、教育学博士。稚内北星学園大学・名寄市立大学を経て、東海大学札幌キャンパス教授。専攻は、ロシア・ポーランド教育史・子ども史研究。近代教育史研究が出発点であるが、近年は近現代の子ども権利史に関心をもっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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