「ホロコーストの記憶」を歩く―過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド

個数:

「ホロコーストの記憶」を歩く―過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 09時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864121095
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0037

出版社内容情報

様々な“記憶のカタチ”をたずねて、ベルリン?アムステルダム?アウシュヴィッツ?日本をめぐる旅ガイド。記憶を社会で共有し未来…ヨーロッパの街を歩くと、市民が憩う公園や道端、観光名所のとなりで、現代アートと見間違うような、ホロコーストの記念碑にであう。こんなふうに負の歴史を記憶することができるんだという発見と希望がある。様々な“記憶のカタチ”をたずねて、ベルリン?アムステルダム?アウシュヴィッツ?日本をめぐる旅ガイド。戦後70年が経った今、記憶を社会で共有し未来へ繋げる新たな挑戦が始まっている。

Chapter 1. アートで記憶する街ベルリンをめぐる

Chapter 2. アンネ・フランクの足跡をたずねる

Chapter 3. 海を越えて日本にたどりついた記憶にであう

Chapter 4. 私たちは今、「ホロコーストの記憶」から何を学ぶのか―著者対談

※特別寄稿 アウシュヴィッツ博物館公認ガイド 中谷剛氏

※地図、旅に役立つ現地情報、ホロコースト史概説、ホロコーストをもっと知りたい人のための巻末資料付き

石岡 史子[イシオカ フミコ]
NPO法人ホロコースト教育資料センター(Kokoro)代表。世界40カ国で翻訳されている『ハンナのかばん』(ポプラ社)の登場人物・訳者。「ホロコースト」を教材として命の尊さと人権を学ぶ出張授業を国内外の学校や自治体で1000回行ってきた。共訳書に『なぜ、おきたのか? ―ホロコーストのはなし』(岩崎書店)等。愛知教育大学非常勤講師。

岡 裕人[オカ ヒロト]
フランクフルト日本人国際学校事務局長、歴史研究者。89年渡独し、コンスタンツ大学大学院歴史学科で博士号取得。変革するドイツで歴史研究と教育に携わってきた。著書に『忘却に抵抗するドイツ ―歴史教育から「記憶の文化」へ』(大月書店)、共著に『世界の歴史教育』(ゲオルク・エッカート研究所編・ドイツ語)等。

内容説明

ヨーロッパでは、戦後70年の月日を経て、ますます多くのホロコーストの記念碑が、今を生きる人の手によって、つくられています。人びとの暮らしのすぐとなりに。失われたひとつの命を記憶するもの。虐殺にいたるまでの日常の出来事を伝えるもの。現代アートと見間違うようなものまで。

目次

1 アートで記憶する街ベルリンをめぐる(ベルリン市街掲載記念碑地図;記憶の現場 ほか)
2 アンネ・フランクの足跡をたずねる(アンネ・フランクのたどった道&アムステルダム市街図;メリウェデ広場 ほか)
3 海を越えて日本にたどりついた記憶にであう(オットー・フランク愛用のタイプライター;平和のシンボル「アンネのバラ」 ほか)
4 私たちは今、「ホロコーストの記憶」から何を学ぶのか?
資料 Learning about & from the Holocaust

著者等紹介

石岡史子[イシオカフミコ]
1970年東京都生まれ。NPO法人ホロコースト教育資料センター(Kokoro)代表。命を尊ぶ、寛容な心を育むことを目的とした教育プログラム「ハンナのかばん」「アンネ・フランク」「杉原千畝」等を制作し、年間100の学校や自治体で授業を行う。カナダ・ヨーク大学より名誉博士号、米国・ワシントン大学より特別功労賞を授与。愛知教育大学非常勤講師

岡裕人[オカヒロト]
1962年兵庫県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。89年渡独し、コンスタンツ大学大学院歴史学科で博士号取得。ベルリンの壁崩壊を見聞し、以後変革するドイツで歴史研究と教育に携わってきた。現在フランクフルト日本人国際学校事務局長、在フランクフルト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

35
ユダヤ人という理由だけで600万人。そのうち子どもが150万が虐殺されたというホロコースト。その関連施設を辿る。比較的2000年以降の新しいものが多かった印象。「ユダヤ人はペットを飼ってはいけない」「ユダヤ人は20時以降は外出してはいけない」などの当時の差別をそのまま標識で残すとはドイツの風化への本気さを感じた。ホロコーストを学ぶのではなく、ホロコーストから学ぶ。2度と起こらぬよう独裁を許さない、国民が批判精神持った民主主義が育つ教育を目指すという。アウシュヴィッツは一度は自分の目で見る必要がある。2020/01/11

ruki5894

14
旅ガイドとして軽く手に取ったが、内容が濃く、文書も簡潔で読みやすくまとめられている。歴史として学ぶという意識をしなくても、アートとして街や生活の中に溶け込んでいる写真から、多くの事を感じる。とてもいい本だと思います。2021/12/12

ののまる

14
「つまづき石」プロジェクトはすごくいい。そして、街中にある日常のシンボル絵(時計、ヴァイオリン、石蹴り、猫、パン…など)の裏にナチ政権が制定した「反ユダヤ人法」が記されているプロジェクトも素晴らしい。日常の差別から始まったことを市民に問いかけ、記憶を繋げていく。しかも加害の記憶の保存と継承が、行政ではなく市民から要望されることにドイツの戦後教育の力を感じる。日本は原爆など被害の歴史は重視するけど、加害の歴史は忘れ葬っているのでは。2021/05/21

Nobuko Hashimoto

13
ベルリン、アムステルダム、日本でホロコーストの記憶を残そうとする施設や取り組みについてまとめている。厚めのA5ノートくらいのコンパクトな本だが内容は濃い。地図、写真が豊富で、説明もわかりやすい。この本を持って各地をまわりたい。おすすめブックガイド、おすすめ映画リスト、HPリスト、ワークショップの案内も。児童生徒から一般まで勉強になる一冊。おすすめ。2017/07/31

epitaph3

9
ある書店ではなぜか社会科教育の棚に置かれていた。しかし、それだからこそ出会えた本。アウシュビッツに詳しいと思いきや、ベルリンの「アートで記憶するホロコースト」や福山のホロコースト記念館、アンネ・フランクのバラ、杉原千畝記念館など、知らないことが多かった。多民族が同じ国で過ごす。これが少ない日本にとって、ある民族をヘイトすることが、どういう結果になっていったか、学んでおくべきことである。2017/01/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11085711
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。