デンジャー・ゾーン―迫る中国との衝突

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デンジャー・ゾーン―迫る中国との衝突

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864109291
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0095

出版社内容情報

早まる台湾有事を警告した2022年8月刊の話題書、第一人者による邦訳完成!
・2020年代が米中新冷戦の最も危険な時期(デンジャー・ゾーン)で、台湾侵攻の最悪の事態に備えるよう説き、ワシントンに衝撃を与えた。
・経済減速と戦略的包囲網に直面する中国共産党にとり、時間が味方だった環境は急速に変わりつつある。
・「チャンスの窓」が閉じる前に行動しないと間に合わない、という焦りと誘惑。国力のピークを迎えて将来の手詰まりを自覚した大国が最も攻撃的になる「ピーキングパワー」の罠。
・ピークに達した中国に先んじるために、日米はさらに多くのことをさらに素早く行う必要がある。その具体的な内容を完全解説!
・デンジャー・ゾーンの「最初の短距離走の10年間で素早く大胆な政策を打っておかないと、その後の(米中冷戦での)長期戦の構造が決まってしまう」(訳者あとがきより)
・台湾有事で大きな被害を受ける日本は「デンジャー・ゾーンの脅威を、アメリカ以上に深刻に受け止めている。日本は21世紀において、ワシントンが最も頼りにする『20世紀のイギリス』のような同盟国になろうとしているのだ」(原著者まえがきより)
・「トゥキディデスの罠」「100年マラソン」よりも、危機はずっと早く来る。
ベストセラー『米中もし戦わば』(ナヴァロ)『China2049』(ピルズベリー)『米中開戦前夜』(アリソン)を越える衝撃作!

内容説明

いまから5年以内がもっとも危ない。“トゥキディデスの罠”“百年マラソン”よりも、危機はずっと早く来る。「台頭する大国が最も攻撃的になるのは、国力がピークを迎えて下降を始め、今すぐ野心を実現しなければ永遠にその機会を失うと認識したときである。中国はすでにこの道を歩み始めている」「ミレニアル世代」の若き戦略家が、日本にも課題を突きつける!日米はいま何をすべきか、すべての答えが本書にある。

目次

第1章 中国の夢
第2章 ピークを迎えた中国
第3章 閉じつつある包囲網
第4章 衰退する国の危険性
第5章 迫る嵐
第6章 前の冷戦が教えること
第7章 デンジャー・ゾーンへ
第8章 その後の状況

著者等紹介

ブランズ,ハル[ブランズ,ハル] [Brands,Hal]
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究所(SAIS)ヘンリー・キッシンジャー国際関係学特別教授、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)シニア・フェロー。米外交政策の専門家として、ブルームバーグ・オピニオンのコラムニスト、国防長官顧問、国防総省や情報機関のコンサルタントも務める

ベックリー,マイケル[ベックリー,マイケル] [Beckley,Micheal]
タフツ大学政治学部准教授、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)非常勤シニア・フェロー。中国の台頭に関する研究でアメリカ政治学会と世界国際関係学会の年間最優秀記事賞を受賞、ランド研究所のシニア・ポリシー・アナリストや、米国防長官室のアドバイザーも務める。国家情報会議、国防科学委員会、国防総省のネット・アセスメント室など、米国情報コミュニティや米国防総省内の各機関に助言を行っている

奥山真司[オクヤママサシ]
地政学・戦略学者。戦略学Ph.D.(Strategic Studies)。国際地政学研究所上席研究員。戦略研究学会編集委員。日本クラウゼヴィッツ学会理事。1972年横浜市生まれ、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学を卒業、英国レディング大学大学院で修士号と博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

47
読友さん本。「デンジャー・ゾーン」とはピークを迎えた大国が経済停滞と戦略的包囲に直面して危険な行動に走る局面のことであり、現在の中国がこの場合の大国に該当する。中国は不動産バブルがはじけ、日本の90年代と同様の状況を呈している。今後中国の指導者がゴルバチョフ型になるのかプーチン型になるのかで対応は異なるが、少なくとも今後10年間は「デンジャー・ゾーン」を意識した対応が必要になるはずだ。アメリカの対中戦略の本ではあるが、日本としてどう行動するかを考える上でとても参考になると思う。2023/06/30

TS10

12
歴史の類推を用いて、中国が今後とるであろう対外行動を予測し、アメリカがそれに対して実行すべき政策を提言する本書。新興国の覇権国への国力の肉薄に伴う構造的ストレスが大戦争を惹起するとの所謂「トゥキュディデスの罠」モデルを否定し、新興国中国の国力が経済的、戦略的なピークに達した2020年代こそ最も危険かつ重要な時期になると説く。これに備えて、アメリカはアドホックな関係での多国間対中デカップリングや、台湾の「ヤマアラシ化」を進めるべきだとするが、本書が提示する政策をすべて実行することは果たして可能なのだろうか。2023/10/02

Sumiyuki

12
前提として、米中競争は今後100年に及ぶ対立。ただし、経済衰退と地政学包囲網の完成が近づきつうある中国が不利な状況。「チャンスの窓」がまだ開いている2020年代に台湾侵攻を画策すると予想。チャンスの窓が開いているデンジャーゾーンの間、台湾侵攻を断念させれば今後の米中競争は冷戦時のように米国有利に進むとする。感想としては2030年代は習近平の後継者が不在で急速な高齢化で経済低迷&社会保障負担に苦しむ中国がどうやって統治の正当性を保つのか。そうなるとやけくそでも2020年代に勝負をかけてくるのではないか。。2023/07/23

Hiroo Shimoda

9
人口などを理由に中国はピークアウトする、それ故に戦争を起こす可能性があると主張する。そうかもしれない。米国が中国包囲網を強める中、中国に残された時間は長くないだろう。その時、日本はどうする?2023/06/10

バルジ

8
再読。台湾有事を巡るアメリカの大戦略を提言する本書は日本の外交安全保障政策を考える上で非常に有用な一冊であることを再認識。台湾有事での日本は「中立」という立場は取り得ない。主要プレイヤーとしていかに「危機」を未然に防ぐか知恵が試される。その中でアメリカと協調しいかに極東にコミットさせるか日本の取る方策は多くない。2022年末に出された防衛三文書はこうした文脈から読み解かれるべきであろう。アメリカは未だ超大国であるが二つの大国と同時に事を構えるの無理である。「デンジャー・ゾーン」を乗り越える知恵が今試される2023/10/15

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