内容説明
「あれほど美しい死にざまを、病院では見たことがなかった」ガンが転移したことを知った夫は「もう治療はしない」と決めた。看護師として葛藤しながらも夫を「自然死」で看取ったその日、著者が目にしたのは西洋医学の常識をガラリと覆す光景だった―。医療と宗教の両面から数多くの看取りをしてきた尼僧だから語れる「幸せな生き方と逝き方」。明日への憂いが、希望へと変わる一冊!
目次
第1章 自分の心をうまく整える(まずは、あなたのコップを満たしましょう。;この世で一番効くお薬は、時間ぐすり、日にちぐすり。 ほか)
第2章 人と上手につきあう(他人様の悩みは、解決してあげなくてだいじょうぶ。;やさしくするのに、長台詞はいらない。 ほか)
余話 最愛の家族を「自然死」で看取るということ(たとえ「看護師失格」と思われようとも…;真夜中に起きた、魔訶不思議なできごと ほか)
第3章 あわてずに将来へ備える(肉体は滅びても、魂は自由になる。;あなたが選んだ道こそが、なにより美しい花道となるでしょう。 ほか)
第4章 きれいに後始末をする(延命治療に、良し悪しはありません。そこいらの「風邪薬」だって、延命治療のひとつです。;お医者さんだって、神頼みしていますよ。 ほか)
著者等紹介
玉置妙憂[タマオキミョウユウ]
看護師。僧侶。二児の母。東京都中野区生まれ。専修大学法学部を卒業後、法律事務所で働きはじめる。生まれた長男が重度のアレルギー症状をもっていたことをきっかけに、「息子専属の看護師になろう」と決意。国立病院機構東京病院の看護学校で学び、看護師、看護教員の免許を取得。看護師として病院で働きはじめる。その後、看護学校で教鞭をとっていた頃、カメラマンだった夫のがんが再発。夫は「がんを積極的に治療しない」方針をかため、自宅での介護生活をスタート。最愛の夫を“自然死”で看取ることになるが、その死にざまがあまりに美しかったことから開眼。家族と職場に出家を宣言し、高野山真言宗にて修行をつみ僧侶となる。現役の看護師として緩和ケア病棟に勤務するかたわら、患者本人や家族、医療と介護に関わる多くの人々の心を穏やかにするべく、院外でのスピリチュアルケア活動を続ける。現在も、子どもが“親の介護と看取り”について学ぶ「養老指南塾」や、看護師、ケアマネージャー、介護士、僧侶が“在宅での看取りとスピリチュアルケア”について学ぶ訪問スピリチュアルケア専門講座を展開する「非営利一般社団法人大慈学苑」の代表を務めながら、講演会やシンポジウムを開催するなど、幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふーま
-
- 和書
- メガデモを作ろう