内容説明
“スクープ”はこうしてねつ造された。本当は何が問題だったのか?―明かされる真相。
目次
第1章 報道犯罪としての森友学園騒動(蠢動;発端 ほか)
第2章 籠池劇場―喜劇と悲劇(稲田朋美バッシング;寝返った籠池 ほか)
第3章 森友問題の核心―九億六千万はなぜ一億三千万になったのか(土地売却の経緯;私学審の認可適当、そして土地契約の成立 ほか)
第4章 加計学園―朝日新聞はいかなる謀略を展開したか(朝日とNHK社会部の共闘;すべては朝日の隠蔽に始まった ほか)
第5章 加計問題の真相に迫る(隠蔽された問題の全体像;新設へ―獣医師会との長い闘い ほか)
著者等紹介
小川榮太郎[オガワエイタロウ]
文藝評論家、社団法人日本平和学研究所理事長。昭和42(1967)年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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reo
43
朝日、毎日新聞や沖縄タイムスなどが、どれだけの偏向報道を流そうとも買って読まねばそれまで。それより問題は、その活字媒体の虚報を取り上げ、系列キー局のワイドショーで垂れ流す映像メディアの方にある。テレビは点けていたら勝手に目に入って来るもので政治に興味のない人たちも、ぼやっとした民意の政権批判票の一票になりえる。都知事選の小池百合子然り、それに続く都議会選挙然りである。もし衆議院選挙で小池百合子が「希望の党」でコケなかったら、2009年の民主党政権失われた3年が再現されるところだった。実証主義のいい本です。2017/12/17
ゆきこ
35
「モリカケ」問題の発端から現在に至るまでの経緯を丁寧に辿りながら、問題の本質は一体何なのか?を考察していく一冊です。論点の整理に役立ちました。また、新聞やテレビの報道を鵜呑みにすることの危険性を再認識しました。そして特に感じたことは、岩盤規制を突破していくことがいかに難しいかということと、既得権益の甘い蜜を吸っている最たる受益者は新聞・テレビといった大手マスメディアではないかということです。2017/11/03
あっちゃん
33
問題の本質がコロコロ変わり「友だちだろ・忖度があっただろ」と、さすがにうんざり。不正があったと言うのならまだしも、不正があったかのように記事を書く朝日・毎日には不信感しかないし、常に喧嘩腰で、未だに引っ張ろうとする野党も嫌悪感の塊で、いい加減にしてほしいです。と言うか、これって立派な虐めじゃないですか。過去に安倍さんの朝日に対する発言が安倍叩きの原因になっているのだと思うのですが、それにしても私たちには関係ないこと。子供に「嘘をつくな」と教える大人が、平気で事実を捏造し発信する世の中が恐ろしいです。2017/11/13
ヘタ
31
また保守の側の無策が浮き彫りになった。無策であるのに、朝日は特定の誤報については謝罪をしている。連合国は我が国メディアへのグリップを弱めてきているのか。外圧、国外の力のバランスの変化に頼るしかないのか。2018/03/31
あなほりふくろう
29
森友問題は籠池さんと国税局の話であり、加計学園は獣医学部新設推進派と反対派のいさかいが本質。どちらも内閣とは関係のない話。しかもここ半年以上、これといった新事実は明かされていない。そもそも発端である前川さんが持ち込んだ内部メモさえ信ぴょう性のないものだったじゃないですか玉木さん、朝日新聞さん?新聞やワイドショーでも都合の悪いニュースは伏せて憶測ばかりを繰り返す。いかにして安倍さん追及の空気にもっていくか、長期キャンペーンに持ち込むか。マスコミによる暴力の激しさ、恐ろしさに憤った昨年でした。2018/01/07