出版社内容情報
大人も読みたい、知的な絵本シリーズ刊行!第二弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
91
まず『夜の白昼夢』という不思議なタイトルから惹かれます。暗闇に不気味な笑顔の少女、繊細で緻密な美しい装丁と装画、導かれる世界は奇妙に歪み、幻想と幻惑に染められ、立ち去り難くなるくらい魅力的です。とても短い13の物語は現実か夢かのあわいを行きつ戻りつし、気がついたらどこか別の知らない世界へ連れてこられたような不思議な感情に包まれます。このお話になくてはならない、ダークファンタジーのような画も素晴らしい。全てが完璧で美しいのです。不思議で奇妙な世界の住人たちにいつでも会えるよう、そばに置いておこう。2016/02/28
くさてる
27
お好きな人にはたまらない。そうでない人には意味も分からず気味が悪い、そんな不思議な物語集。独特のバランスで描かれるイラストと、寓話というか奇妙な味というか、物語より詩に近いお話のマリアージュがとても美しかった。2024/04/21
花林糖
24
1頁で完結する不思議な不思議な13話。まさに「夜の白昼夢」という言葉がぴったり。お気に入りは「ガールスカウト・クッキー」「小さい女の子たち」「「遠くの丘に住んだ鯨」。不気味さを含んだ、妖しく幻想的なデイヴィッド・ウィメットの絵が素晴らしく、お気に入りの一冊になりました。2015/12/21
馨
22
短編集。絵本かな?すべての話が1ページで収まっています。ちょっとブキミで奇妙な世界で「?」と思う結末の話もあり、洋書は新鮮です。木で出来た男の子の話が好きです。2016/02/13
kaya
8
誰かの夢を覗いたみたいな、不思議でちょっとふわふわしたお話たち。表紙の絵が一番好きかな。2016/03/06