出版社内容情報
戦後日本の蹉跌と平成ポピュリズムの総決算! いつか誰かが書かねばならなかった、日本人の政治的覚醒の書
●本書「もくじ」より
第一章 「米中冷戦」と日本
第二章 2009~2012 日本政治の“深い闇”
第三章 国民に対する党ぐるみの“詐欺行為”
第四章 リベラル・ポピュリズム(市民主義)の大罪
第五章 自民党崩壊史―米中による日本包囲網
第六章 「戦後」からの決別
内容説明
民主党を生んだ土壌、新自由クラブに始まる左派的『改革論』の誤りを解明しない限り、戦後日本の一番重大な蹉跌は見えてこない。民主党政権・悪夢の三年三カ月の深層に迫る。
目次
第1章 「米中冷戦」と日本
第2章 二〇〇九~二〇一二―日本政治の“深い闇”
第3章 国民に対する党ぐるみの“詐欺行為”
第4章 リベラル・ポピュリズム(市民主義)の背信
第5章 自民党崩壊史―米中による日本包囲網
第6章 「戦後」からの決別
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て京都大学大学院教授、2012年退官して京都大学名誉教授。国際政治学、国際関係史、文明史。1997年『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)で毎日出版文化賞、山本七平賞を受賞。2002年正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kaz
26
主にここ30年の政治の流れを追いつつ、保守目線から理想な政治家について語られている。言いたいことは分かるんだけど、イマイチ刺さらない。政治家に期待することは、「目の前の困ってる人を助けること」。これさえできない人がどれほど高邁な理想を語ったところで、説得力ないよね。著者の主張の根底にあるのは国家あっての国民という意識で、グローバル時代の観点からは時代遅れに感じる。経済、テクノロジーについては、ほとんど触れていないことから、何が世の中を動かして行くのかについてはあまり出来ていないようにも思えた。2018/05/08
やじ
12
嘘です。まだ読み終わってません。返却日が来てしまいました。駆け足で読むには勿体無い、つーかこの貧困な頭では理解しきれない。購入してじっくり勉強せねば。第1章でメモが山程。中西先生は全部わかって居られる。沖縄、反原発に群がる人達が誰なのか、鳩ぽっぽ〜民主党政権の酷さ、政治の怖さ、複雑さ‥思うにこの様に凄い日本人必読書ですが、一冊1500円もしたら、普通の人は絶対読まないですよね。プロ市民には潤沢な資金力がある。マスコミもそちら側。だからそちら側の声ばかりが聞こえてしまう難しさ。日本人よ、目覚めて下さい。2015/04/14
スズツキ
2
「歴代総理の器量」とあるが、分量的にかなり偏っている。評価機軸としては概ね賛成。別の著書も読んでみようかしら。2015/03/28
K Hayashi
0
2020年以降の中国の動きを予期している様な内容で面白い2022/05/07
Tomonori Yonezawa
0
【自腹】本棚減量作成で自炊。解体〜スキャンの合間に再読。全6章の本、当時も思ったが前半がちとクドい(だから本が厚い)暑苦しい本なので、最初はサラーっと読んで良い。第5章「自民党崩壊史」はスキャンしたにも関わらず残した。再度、読み直しながら裁断処理していくだろう。安倍総理、部分で見ると支持しないところもあるが、全体としては大支持なので、第二次安倍政権にフォーカスした続編を求む。も少し簡潔な文章でね。2018/08/05