襤褸の旗―松下政経塾の研究

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864101332
  • NDC分類 310.77
  • Cコード C0095

内容説明

中田宏を“殺した”男が、ベストセラー『政治家の殺し方』を大批判。「野望の王国」が夢見た“平成維新幻想”の終焉を活写する。野田、前原、玄葉、樽床、中田…国会議員38名、地方首長11名。野望、成り上がり、裏切りの32年。“塾”取材13年の第一人者が、すべてを書いた。

目次

第1章 盟友―「どじょう」と「金魚」
第2章 政経塾新党―「明治維新」を目指した「志士の会」
第3章 落選
第4章 政経塾一期生たちの三十年
第5章 徴兵拒否
第6章 野望の王国
終章 「政治家の殺し方」

著者等紹介

出井康博[イデイヤスヒロ]
1965年岡山県生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『ザ・ニッケイ・ウィークリー』の記者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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koji

2
襤褸の旗とは、つぎはぎだらけのぼろ布。三國連太郎主演の足尾銅山鉱毒事件で有名な田中正造の映画のタイトルでもあります。本書には21人登場しますが、実に多士済々で政経塾は存在意義は示しました。しかし著者は、このぼろ布を掲げて権力に抵抗する志を持っていたのに、今や権力の虜となった松下政経塾出身者議員に厳しい視線を投げかけます。最も面白かったのは、「一期生の逸材」と言われた岡田邦彦早大客員教授の野田評です。「(野田は)人間的にはいい。嫌われない。ただ、凡ミスが多い。」的確なコメントで思わず唸りました。2012/03/14

都人

1
表題の意味は「ぼろ布の旗」のこと。それが松下政経塾を指すのか、塾生を指すのかは不明だが、この著作の多くのページは、塾生、塾の設立に関わった人物に費やされている。その見方は「週刊誌」的で、深い洞察は全くない。政治家の養成機関としての「政経塾」が未熟な政治家しか排出しなかったと考えるなら、もう少し深い洞察力・見識を著者は持つ必要がある。2013/10/23

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