内容説明
鮫島彩、田中明日菜、熊谷紗希を育てた名伯楽が、日本代表を生み出す「常盤木式」を初公開。創部7年でチームを日本一に導き、日本代表や年代別代表に数多くの選手を送り出してきた常盤木学園高校サッカー部監督・阿部由晴の指導論であり、教育論であり、日本人論。
目次
第1章 常盤木バスの夜
第2章 常盤木式
第3章 常盤木育ち
第4章 阿部由晴の原点
第5章 なでしこが咲き続けるために
第6章 時代を担うマザー・テレサたちへ
著者等紹介
阿部由晴[アベヨシハル]
1962年秋田県生まれ。宮城県仙台市出身。小学校4年生のときにサッカーを始め、高校時代までサッカーを続ける。東北学院大学卒業後、教員免許を取得するため仙台大学に編入する。大学時代6年間に地域少年団のサッカーコーチを経験。指導者としてのキャリアをスタートさせる。95年常盤木学園高等学校に赴任。全日本女子ユース(U‐18)サッカー選手権大会優勝3回・準優勝2回、全日本高等学校女子サッカー選手権大会優勝4回・準優勝5回、全日本女子サッカー選手権大会で高校生チームとして初の第3位になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さくら♪
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いま目の前に壁がある。がんばっているのになかなかレギュラーがとれない。大きなケガをしてしまってプレーができない。そういう選手たちは、いまが試練のときです。無情の神様が与えてくれたチャンスのときです。このときに、自分の弱さと向き合えるのも、本当の強さのひとつです。自分の弱さを認めて、逃げることなく向き合うことで、無情の神様がくれたチャンスを生かすことができるのでしょう。2016/05/06
湘南☆浪漫【Rain Maker】
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常盤木高等学校サッカー部の監督の著書。 本の中にスズキ・メソードという教育方法が紹介されていて、これはバイオリニストの鈴木鎮一が同じ曲を繰り返し練習するという教え。 自分もここでバイオリンを習っていたので、当時を思い出してしまった。 課題曲を繰り返し練習して、自分の中に落とし込むという練習。 本当に何か月も1曲しか弾かないんだよね。 でも、こういう経験があったから目の前のものを大事にするっていうような感覚が磨かれたのかな。 2024/09/08