内容説明
アフリカの真実はこの厚さ30ミリの中にある!―歴史上の最大の殺戮、虐殺と“ルワンダ虐殺”を分ける最大の違いは、殺しのスピードだ。“100日殺戮”というが実質1ヶ月余で80万人を、しかもナタや棍棒、石といった素朴な武器で殺し尽くしたというのは史上例をみない。―妊婦の腹は抉られ、生きたまま女の身体は切り刻まれる。男の頭にはナタが振り下ろされ、骨を割る鈍い音が鳴った。両親のかたわらでは子供が命乞いをする―。なぜ、この惨劇が起こったのか。
目次
第1部 「血の季節」(ワシントンと東コンゴ―2009年1月20日;ルワンダ―1994年;見えない糸;難民帰還者名簿;未帰還 ほか)
第2部 コンゴの戦い―虐殺は何処へ行った(エクソダス(脱出)―1994年7月
火山台地
キャンプ受難―難民キャンプの次女
キャンプ放浪
初めての出会い―マリア&トキオ)
著者等紹介
大津司郎[オオツシロウ]
1948年東京生まれ。フリー・ジャーナリスト。東京農大在学中からアフリカに行く(1970年)。サハラ旱魃救援委員会(チャド、ナイジェリア/1973年)、青年海外協力隊(タンザニア/1975年)を経て、70年代後半から~現在にいたるまでアフリカ関連テレビ番組のコーディネーターを勤める。1992年から、ビデオカメラを持ちアフリカ紛争地単独取材をはじめる。ソマリア、スーダン、アンゴラ、ルワンダ、コンゴ、ブルンディ+イラク等々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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