内容説明
新しく、鮮明に浮かび上がる“読み”。何度も教科書に掲載され、繰り返し映画化された川端康成の「伊豆の踊子」。日本人にとってもっとも馴染みある文学作品のひとつであるが、その成立過程などはいまだ未知の領域を残す―。本書では、小説「伊豆の踊子」を形成する要素を複合的に検討し、新たな「伊豆の踊子」論を浮かび上がらせる。
目次
第1章 「伊豆の踊子」の事実と虚構(「伊豆の踊子」執筆とその周辺;「伊豆の踊子」成立史考 ほか)
第2章 「伊豆の踊子」の豊かな、そして確かな“読み”をめざして(「空想」の解釈に関する見解;「私」の金銭感覚の疲弊 ほか)
第3章 「伊豆の踊子」研究の展開(「伊豆の踊子」が名作になった理由;アダプテーションとしての映画「伊豆の踊子」)
第4章 川端康成と「地方」―「伊豆の踊子」「牧歌」「雪国」の場合(「牧歌」「雪国」の場合;「伊豆の踊子」の場合―旅の目的と、なぜ「伊豆」なのか)
著者等紹介
田村嘉勝[タムラヨシカツ]
宮城県生まれ。現在、尚絅学院大学名誉教授(2023年3月退職)。専門は日本近現代文学、国語科教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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