内容説明
柳田國男のテキストを表現や構成の特徴から検討し、時代状況を背景にした読み手や現実へのはたらきかけを明らかにする。著作内容と時代状況、読み手が関わり合う場として、柳田の論説には何がどのように書かれているのだろうか。
目次
第1章 初期三部作の場合
第2章 『山島民譚集(一)』の場合
第3章 「豆手帖から」「秋風帖」の場合
第4章 「海南小記」の場合
第5章 『蝸牛考』の場合
第6章 『先祖の話』の場合
著者等紹介
宮崎靖士[ミヤザキヤスシ]
1973年北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現職は北星学園大学教授。柳田國男研究のほか、日本近代文学における“方言”使用や、日本語文学(朝鮮、台湾、「満洲」における)に関する研究業績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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