アンソロジー・プロレタリア文学〈５〉驚異―出会いと偶然

楜沢 健【編】

森話社（2022/06発売）

• サイズ 46判／ページ数 384p／高さ 20cm
• 商品コード 9784864051705
• NDC分類 918.6
• Cコード C0393

著者等紹介

楜沢健［クルミサワケン］
１９６６年東京生まれ。文芸評論家、早稲田大学他非常勤講師。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。プロレタリア文学を研究の中心テーマ、座標軸のひとつに据え、ユニークな文芸評論を展開（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KocmocKocma]

小林多喜二・中野重治・大杉栄・小熊秀雄・竹久夢二というった著名人に交じってエスペランチスト伊東三郎の短いエッセイ『医者とエスペラント』が掲載されているのには驚いた。伊東三郎は無産者診療所等医療分野で働いていたこともあるが、エスペラント、児童問題、労農問題の陰に隠れ、そのことが紹介されることが極めて少ないので、医学への言及があるこのエッセイを敢えて拾った見識が興味深い。

2023/12/09