内容説明
万葉研究千年の歴史に挑む。ひらがなもカタカナもない時代、古代の人々が創意工夫し、漢字で書きとめた万葉歌。通説によらない新解釈で、未だ定訓のない「難訓歌」や表現の似た「類歌」を読みとき、万葉の歌ことばの魅力にせまる。
目次
1 『万葉集』の基礎知識
2 万葉異説―訓読の再検討と類歌の表現比較(家持の万葉秀歌を読み直す;難訓歌「邑礼左変」に挑む;類歌「思はぬを思ふと言はば」;新聞に取り上げられた万葉歌;人麻呂の屈指の名歌「乱友」再考 ほか)
3 資料篇―難訓歌と類歌・異伝歌等(難訓歌(本書で論じなかった短歌)一覧
類歌・異伝歌等(本書で論じなかった短歌)一覧
特に注目したい類歌)
著者等紹介
間宮厚司[マミヤアツシ]
1960年8月東京都に生まれる。1979年3月学習院高等科卒業。1983年3月学習院大学文学部卒業。1985年3月学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。1987年3月学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。1987年4月鶴見大学文学部専任講師。1995年4月法政大学文学部助教授。2003年3月博士(文学)号取得。現職、法政大学文学部教授。専攻は日本古典語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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