内容説明
捕まえようとすると、するりと手から逃れていく妖怪たち。日本人はその妖怪をどのように捉えてきたのか。江戸時代に編まれた百科事典や画集から、近代科学とのせめぎあい、文学や民俗学との関わり、そして現代メディアの中の妖怪像まで、妖怪文化を縦横無尽に語りつくす、「異人」による妖怪論。
目次
第1章 妖怪への誘い
第2章 妖怪の博物学―百科事典、怪談、鳥山石燕の妖怪誌
第3章 妖怪の科学―井上円了、コックリ、人身電気
第4章 妖怪の博物館―近代、民俗学、妖怪の発見
第5章 妖怪のメディア―水木しげると口裂け女
第6章 妖怪文化―過去、現在、未来
著者等紹介
フォスター,マイケル・ディラン[フォスター,マイケルディラン] [Foster,Michael Dylan]
1965年、アメリカ・ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学東アジア言語文化学科教授。スタンフォード大学Ph.D.(2003年)。専門は民俗学と日本文学、特に妖怪や年中行事などに関する研究。著作にChicago Folklore Prizeを受賞したPandemonium and Parade:Japanese Monsters and the Culture of Yokai(University of CaliforniaPress,2009)など
廣田龍平[ヒロタリュウヘイ]
1983年、福岡県生まれ。筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻(一貫制博士課程)、東洋大学非常勤講師。専門は文化人類学と民俗学、特に妖怪研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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