アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ

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アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864051033
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C1074

出版社内容情報

映像美学の極北へ
戦前から現代に至るアメリカン・アヴァンガルド映画/美術のオルタナティヴな系譜を探る。マヤ・デレン、ペーター・クーベルカ、アンディ・ウォーホル、スタン・ヴァンダービーク、マイケル・スノウ、ロバート・スミッソン、ジェームス・ベニング、ジョナス・メカス───。
世界中からアメリカに集結した才能は、シュルレアリスムからミニマリズム、パフォーミング・アーツ、コンセプチュアル・アートなど、ジャンルの境界を越え、サイケデリック・カルチャーなどを巻き込みながら、視覚、身体、媒体の本質を追求し、映像表現のさらなる深化と拡張をもたらした。
戦前から現代に至るアメリカ映画/美術のオルタナティヴな系譜を探る。

[1]
? モダニズムの臨界点と、その先へ──アメリカ実験映画の史的考察=越後谷卓司
? 民族誌家としてのアーティスト──マヤ・デレンとヴードゥー信仰=金子 遊
? ペーター・クーベルカ PETER KUBELKA──伝説の映画作家=太田 曜

[2]
? アンディ・ウォーホルの映画──ありのままの美学=西村智弘
? パフォーマンスとしてのエクスパンデッド・シネマ=ジュリアン・ロス
? マイケル・スノウ再考──スーパーインポーズの再帰性=阪本裕文

[3]
? 異鳴的うなり──ロバート・スミッソン『スパイラル・ジェッティ』=平倉 圭
? 不在の人物とその表象──ジェームス・ベニング『ステンプル・パス』=吉田孝行
? アメリカ/実験映画/現況=西川智也
? 前衛を分かち合う場所──アンソロジー・フィルム・アーカイヴス=岡田秀則
 「エッセンシャル・シネマ・レパートリー」全映画リスト

日本におけるアメリカ実験映画の受容──あとがきにかえて=西村智弘
あとがき=金子 遊

西村智弘[ニシムラトモヒロ]
西村智弘(にしむら・ともひろ)
映像評論家、美術評論家。東京造形大学、東京工芸大学、 多摩美術大学非常勤講師。映像史、現代美術。
著書に『日本芸術写真史── 浮世絵からデジカメまで』(美学出版社、2008)、論文に「アニメーションの概念はいかにして変容したか──1960年代初頭のリミテッド・アニメーションから考える」(『多摩美術大学研究紀要』30号、2016)など。

金子 遊[カネコユウ]
金子 遊(かねこ・ゆう)
映像作家、批評家。慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師。映像研究、民族誌学。
著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社、2015)、『異境の文学』(アーツアンドクラフツ、2016)、編著に『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(共編、森話社、2014)、『国境を超える現代ヨーロッパ映画250』(共編、河出書房新社、2015)など。

越後谷卓司[エチゴヤタカシ]
越後谷卓司(えちごや・たかし)
愛知県美術館主任学芸員。あいちトリエンナーレ2010、13、16映像プログラムキュレーター。
著書に『映画は世界を記録する──ドキュメンタリー再考』(共著、森話社、2006)、『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』(共著、アーツアンドクラフツ、2011)、『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(共著、森話社、2014)など。

太田 曜[オオタヨウ]
太田 曜(おおた・よう)
実験映画制作、研究。東京造形大学、尚美学園大学ほか非常勤講師。
代表作に『TEMPS TOPOLOGIQUE』(1981-1982)、『STADEL』(1985)、『L’Image de la Pucelle』(2012-13)『BLANK SPACE』(2016)など。論文に「造形の素材としての映画フィルム」(『東京造形大学研究報3』2002)、「映画が生成する空間と運動」(『東京造形大学雑誌』第10号、1999)など。

ジュリアン・ロス[ジュリアンロス]
ジュリアン・ロス(Julian Ross)
映像研究者、映像キュレーター。英国ウェストミンスター大学博士研究員。ロッテルダム国際映画祭プログラマー。
Tate Modern, British Film Institute, Eye Film Institute, Anthology Film Archiveなどで日本の実験映画を中心に映画・パフォーマンスプログラムを紹介。論文に“Curating Problems for Expanded Cinema,” Preservation, Radicalism and the Avant-Garde Canon, Palgrave MacMillan, 2016、「映画における直接行動」『赤瀬川原平』(共著、河出書房新社、2014)など。

阪本裕文[サカモトヒロフミ]
阪本裕文(さかもと・ひろふみ)
映像研究者。稚内北星学園大学准教授、NPO法人戦後映像芸術アーカイブ代表理事。映像研究。
著書に『メディアアートの世界──実験映像 1960-2007』(共著、国書刊行会、2008)、編著に『白昼夢──松本俊夫の世界』(共編、久万美術館、2012)、『松本俊夫著作集成』(森話社、2016-)、『記録映画(復刻版)』(共編、不二出版、2015-16)など。

平倉 圭[ヒラクラケイ]
平倉 圭(ひらくら・けい)
研究者、制作者。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。芸術理論。
著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010)、論文に「多重周期構造──セザンヌのクラスター・ストローク」(『ユリイカ』2012年4月号)など。

吉田孝行[ヨシダタカユキ]
吉田孝行(よしだ・たかゆき)
映像作家、映像研究者。
ドキュメンタリーとヴィデオアートを横断する映像作品を制作、短編『ぽんぽこマウンテン』(2016)が世界各地の映画祭、ヴィデオアート祭で上映される。著書に『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(共著、森話社、2014)など。

西川智也[ニシカワトモナリ]
西川智也(にしかわ・ともなり)
映像作家、映像キュレーター。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校(ビンガムトン大学)映画学部助教授。アヴァンガルド、実験映画。
代表作に『Market Street』(2005)、『Tokyo - Ebisu』(2010)、『sound of a million insects, light of a thousand stars』(2013)など。キュレーターとしてドレスデン短編映画祭、サンフランシスコ近代美術館などで上映プログラムを紹介。

岡田秀則[オカダヒデノリ]
岡田秀則(おかだ・ひでのり)
フィルム・アーキビスト、映画研究者。東京国立近代美術館フィルムセンター主 任研究員。映画史、映画アーカイビング。
著書に『映画という《物体X》 フィルム・アーカイブの眼で見た映画』(立東舎、2016)、『甦る相米慎二』(共著、インスクリプト、2011)、『岩波映画の1億フレーム』(共著、東京大学出版会、2012)、『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(共著、森話社、2014)など。

内容説明

世界中からアメリカに集結した才能は、シュルレアリスムからミニマリズム、パフォーミング・アーツ、コンセプチュアル・アートなど、ジャンルの境界を越えて、視覚、身体、媒体の本質を追求し、映像表現のさらなる深化と拡張をもたらした。アメリカ映画/美術のオルタナティヴな系譜を探る。

目次

1 モダニズムの臨界点と、その先へ―アメリカ実験映画の史的考察
2 民族誌家としてのアーティスト―マヤ・デレンとヴードゥー信仰
3 ペーター・クーベルカPETER KUBELKA―伝説の映画作家
4 アンディ・ウォーホルの映画―ありのままの美学
5 パフォーマンスとしてのエクスパンデッド・シネマ
6 マイケル・スノウ再考―スーパーインポーズの再帰性
7 異鳴的うまり―ロバート・スミッソン『スパイラル・ジェッティ』
8 不在の人物とその表象―ジェームス・ベニング『ステンプル・パス』
9 アメリカ/実験映画/現況
10 前衛を分かち合う場所―アンソロジー・フィルム・アーカイヴス

著者等紹介

西村智弘[ニシムラトモヒロ]
映像評論家、美術評論家。東京造形大学、東京工芸大学、多摩美術大学非常勤講師。映像史、現代美術

金子遊[カネコユウ]
映像作家、批評家。慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師。映像研究、民族誌学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。