内容説明
人が帰るべき故郷を求めるのと同じように、柳田は日本文化の母体を琉球に求めようとした。終生柳田の心をとらえ続けた琉球の文化を、その紀行文『海南小記』から丹念によみとく。
目次
からいも地帯
穂門の二夜
海ゆかば
ひじりの家
水煙る川のほとり
地の島
佐多へ行く路
いれずみの南北
三太郎坂
今何時ですか〔ほか〕
著者等紹介
酒井卯作[サカイウサク]
1925年、長崎県西彼杵郡西海町生まれ。民俗学者。『南島研究』主宰。著書に『琉球列島における死霊祭祀の構造』(第28回柳田国男賞受賞、第一書房、1987年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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