PHP新書<br> 歌舞伎はスゴイ―江戸の名優たちと“芝居国”の歴史

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歌舞伎はスゴイ―江戸の名優たちと“芝居国”の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 171p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569842578
  • NDC分類 774
  • Cコード C0221

内容説明

歴代の團十郎はじめ、どんな名優たちがいかに歌舞伎の世界を切り拓いたか?「芝居」にかけた裏方たちのあっと驚くような「発明」や「工夫」とは?江戸時代の浮世絵をふんだんに掲載!当時の歌舞伎の熱気と魅力を再現した珠玉のカラー新書。

目次

第1幕 あなたはもう、逃れられない!江戸歌舞伎の魅力…(“芝居”と“演劇”の違い―言葉の意味を読み解くと;江戸三座と芝居町―エンタメに特化した魅惑のエリア;芝居小屋の外―担げる縁起はかついでこ☆ ほか)
第2幕 花形役者の活躍で追う☆歌舞伎の歴史(歌舞伎・ザ・ビギニング―出雲阿国の倒錯的な魅力!;江戸で初めての芝居小屋―女歌舞伎から若衆歌舞伎へ;“若衆”から“野郎”へ―狂言尽への独自進化 ほか)
第3幕 芝居小屋大解剖!蠱惑のバックステージツアー(観客を夢の世界にいざなう「仕掛け」―レッツゴー舞台裏;夢と現実が交差する一階―風呂場&スタッフ部屋;楽屋の中の稲荷“町”―稲荷祭りは大部屋役者の見せ場 ほか)

著者等紹介

堀口茉純[ホリグチマスミ]
東京都足立区生まれ。歴史タレント/歴史作家。明治大学文学部演劇学専攻で歌舞伎史を学ぶ傍ら、文学座付属演劇研究所で演技の勉強を始め、卒業後は女優として舞台やテレビドラマに多数出演。一方、2008年に江戸文化歴史検定一級を最年少で取得すると、江戸に詳しすぎるタレントとして注目を集め、執筆、イベント、講演活動にも精力的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

59
面白かったです。歌舞伎の魅力が凝縮していると言えるでしょう。歌舞伎は殆ど見たことがありませんが、この著書で歌舞伎の魅力を十分に感じることができました。何か機会があれば見てみたいですね。日本の文化はまだまだあるので、今後もシリーズとして出版されるのが楽しみです。2019/03/30

乱読家 護る会支持!

5
「芝居」は、客が芝の上に座っていたからで、主導権は客。「演劇」は明治以後に西洋戯曲が入ってからの言葉で、主導権は劇を見せる側。歌舞伎は「演劇」ではなく「芝居」で、ハレの日の非日常感を味わう。担げる縁起は全て担ぐ。 遊女歌舞伎は、幕府による風紀の乱れ抑制策として禁止。代わりに若い男性による若衆歌舞伎が流行る。歌舞伎好きの徳川家光の死後、若衆歌舞伎は禁止され、野郎歌舞伎が始まる。芸能として進化。 絵島生島事件で集客力低下。人形浄瑠璃など異業種とのコラボで人気回復。。。 2019/09/01

偽教授

0
情報の密度が濃い。良書2021/11/21

ワタナベ読書愛

0
2019年発行。お江戸に異常に詳しいタレントが、歌舞伎の魅力をテンション高く、資料多く、見てきたように語る入門書。本人の大好きなものを遠慮なく一方的に語りつくす。ハイテンションながら、読者の理解度に配慮してくれる。昔の芸能を「文化遺産」ではなく、現代のエンタメと同様に扱い、2021年を生きる人にわかりやすい語彙で表現。歌舞伎の表も裏も全部隅から隅までずずずい~っと満遍なく見学・体験した気分になった。歌舞伎や江戸の庶民のことをもっと知りたくなる。歴史に詳しくなくても、興味が持てるように書かれているのも愛だ。2021/05/19

こうしるばうま

0
歌舞伎が一通りわかる。エンターテイメントを極めたと。血筋の重視はもうちょっと知りたい。2021/02/24

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