内容説明
鎌倉幕府の創立に尽力した下総千葉氏の嫡流が肥前国主として君臨。謎に包まれた時代を独自の視点で解明！
目次
第１部 肥前千葉氏の分裂と内訌（内乱に明け暮れた戦国時代；肥前千葉氏の黎明と発展；胤鎮・胤紹兄弟の骨肉の争い；元胤と本拠地・小城の繁栄；教胤と応仁の乱；宿敵胤朝を擁立；「藤津郡攻め」の真相を探る；胤朝・胤盛兄弟の内訌；家臣平井氏の杵島入部；胤朝暗殺で東・西千葉氏に分裂）
第２部 東千葉・西千葉氏の抗争（西千葉胤資と東千葉興常；西千葉胤治・胤繁・尼日光；胤治の生涯を追って―墓塔の発見；宿敵、東尚盛・筑紫満門との戦い；嫡流家後裔、徳島信盛の活躍；芦刈町と徳島氏）
著者等紹介
東統禅［アズマトウゼン］
１９６７年生まれ。早稲田大学法学部卒業。小城郷土史研究会副会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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サケ太
14
めちゃくちゃ興味深い。関東の千葉氏が土着した肥前千葉氏。名族が分立、内乱を経て滅亡していく様子が描かれる。様々な騒乱を経て、勢力の傘下に入り、生き残っていく。当然ながら、少弐や大内、大村、有馬、龍造寺、鍋島など九州北部の実力者たちの名が挙がっていく様に興奮してしまう。名族の興亡史が思った以上に面白くて満足。徳島氏として小城鍋島氏に仕え、幕末でも活動していた話は面白かった。2024/08/18
