内容説明
戦後初の中世島津氏本格的通史!鎌倉時代から関ヶ原にいたる苦難と栄光の歴史を綴る。初代忠久から義久・義弘・歳久・家久四兄弟まで。
目次
1 島津氏の誕生と薩摩支配の足固め―治承3年(1179)~元弘3年(1333)
2 南北朝内乱と九州の激闘―建武元年(1334)~応永3年(1396)
3 一族・国一揆との戦いに明け暮れた室町時代―応永3年(1396)~文明6年(1474)
4 島津氏の戦国大名化―文明6年(1474)~天文21年(1552)
5 島津氏の最盛期と四兄弟の活躍―天文23年(1554)~天正6年(1578)
6 九州統一戦と豊臣政権との対決―天正6年(1578)~天正15年(1587)
7 豊臣政権下の島津家と関ヶ原の戦い―天正15年(1587)~慶長8年(1603)
著者等紹介
新名一仁[ニイナカズヒト]
1971年生まれ。現在、南九州大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
17
初代惟宗忠久から始まり、薩摩で生き残り続けた島津氏。しかし、弱体化から一族で争い続けた骨肉の歴史。相州家の島津貴久の台頭から、戦国大名化し、島津四兄弟の活躍へ。関ケ原までの軌跡。島津家の一連の流れだけでも非常に面白い。関ケ原の戦いでも有名な「島津の退き口」における義弘の目的には納得。2023/10/31
竜玄葉潤
0
中世の島津氏って、薩摩藩が持ち上げすぎて、上げ底感が拭えないのだが、実像に少しは近づけたかも。天下無双ではないが、ちゃんと努力してのし上がった感はある。2024/03/24