目次
総論 北条氏照の研究
第1部 氏照の発給文書
第2部 氏照の生涯
第3部 氏照の本拠
第4部 氏照の領国支配
第5部 氏照の外交
著者等紹介
浅倉直美[アサクラナオミ]
1960年生まれ。駒澤大学大学院博士後期課程満期退学。博士(日本史学、駒澤大学)。現在、駒澤大学文学部歴史学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Toska
3
名門シリーズ「中世関東武士の研究」に当主以外の人物が登場するのは初めてか…と思ったら源範頼に先を越されていました。ちょっと残念。それはさて、氏照は発給文書こそ多いが本人の性格や心情を表すようなものに乏しく、有名な割に分かり辛い気がする。根っからの仕事人間的イメージ。まあ、これはこれで立派な個性であろう。総論(浅倉直美)の中でも宗家への忠実さが強調されていた。とは言え、それだって本人の心情を吐露した記録があるわけではなく、印判や花押の変化など様々な状況証拠を基に推論した結果ではあるのだが。2021/10/19