目次
第1部 近世近代の「学び」(近世日本社会における医学の「学び」;華岡流外科の普及と近代医学;江戸時代の経穴学にみる考証と折衷―小坂元祐と山崎宗運を事例に)
第2部 西洋医学知識の普及(一八世紀から一九世紀のヨーロッパにおける医学の変革、日本との関わり;船載医学蘭書小考;ベンジャミン・ホブソン著『全體新論』の持つ意味)
第3部 医学医療文化史(江戸時代の和算塾の様相;医者と漢詩文―江戸後期から明治期を中心に;近世後期における地方医家の学問修業―吉益塾に学んだ人々から)
第4部 医学医療制度(宗伯と漢方存続運動;医学校の近代化―岡山藩医学館;近代日本薬学の形成)
研究の窓(女訓書と医学知識啓蒙;福澤諭吉の科学啓蒙;清医と幕府医官の筆談について―清医胡兆新『問答』『筆語』;満州医科大学について)
著者等紹介
町泉寿郎[マチセンジュロウ]
二松学舎大学大学院文学研究科博士後期課程国文学専攻修了。博士(文学)。現在、二松学舎大学文学部教授。SRF研究代表者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。